スマートフォンの普及に合わせ、お店での支払い、SNSによる情報交換、防災や新型コロナ感染症情報の提供など、スマートフォンを利用した社会経済活動が暮らしの中に急速に普及し、情報機器に慣れていない高齢者などが、そのサービスから取り残されています。身近な公民館で、気軽にスマートフォンなどを初心者から学べる機会をつくることで、新たな情報通信サービスに取り残される人を少なくするとともに、それらのサービスを地域の問題解決や学びに活用したいと考えています。
スマートフォン初心者の方など
令和2年度は、産業振興・雇用推進課と共催で、企業の協力を得て、高齢者対象のスマホ決済講座を35公民館で実施し、約900人が受講しました。また、「スマホ決済」以外にも、全公民館で主に高齢者を対象にした「スマホ入門」、「LINEなどのSNSの利用」などの講座を実施しました。
経済対策のキャンペーンと連動したこともあり、多くの参加者がありました。スマートフォン決済の他にも、SNSを利用した交流や二次元コードの利用などにも関心が高く、参加者の方に喜ばれました。
スマートフォンでの各種サービスの活用は、継続的に気軽に相談できる場をつくることが必要だと考えています。今後、スマートフォン決済だけでなく、防災情報の利活用や、地域活動での情報交換への利用などの学習もできればと考えています。
また、Zoomなど会議システムの利用も新型コロナウイルス感染症を契機に急速に普及したため、これらのサービスを今まで公民館の学習に参加できなかった人が参加できるようになる方法の1つとして活用していきたいと思います。