熊野本地仏五尊
くまのほんじぶつ
市
彫刻
岡山市北区御津新庄
平成19年8月27日
熊野神社
一・龍樹菩薩坐像(像高27.0センチメートル)、二・薬師如来坐像(像高28.0センチメートル、台座高12.8センチメートル)、三・千手観音菩薩坐像(像高32.8センチメートル、台座高12.8センチメートル)、四・阿弥陀如来坐像(像高28.0センチメートル、台座高13.5センチメートル)、五・地蔵菩薩坐像(像高27.0センチメートル)。これら五躯の像は、熊野本地仏五尊が造立当初のまま完存している貴重な例である。また、墨書銘から天文10(1541)年から11(1542)年の造立年代が明らかであり、作風も16世紀代の本地仏の様式・手法の典型様式を示す基準作例であることから、歴史的にも極めて貴重な資料である。