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障がい者の方も自立して過ごせる地域を【NPO法人なでしこ会】

[2022年11月7日]

ID:44572

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のっぷ

障がい者の支援をしながら地域との交流活動をしているNPO法人があるんだ。
今回は、NPO法人なでしこ会にお伺いして、事務局の杉山さんにお話を聞いてきたよ!

地域の人へ恩返しを

のっぷ:はじめまして。つながる協働ひろばののっぷです!
なでしこ会さんはどのような活動をしているのですか?

杉山さん:NPO法人の設立前から、家族会の活動として軽作業や日中の居場所としての作業所を運営していました。障害者自立支援法の制定の影響で活動を継続するためにNPO法人格を取得して、今は作業所の運営だけでなく障害者支援センターの指定管理や相談対応、地域での交流などの活動をしています。

1_なでしこ共同作業所

なでしこ共同作業所

のっぷ:施設運営だけでなく、地域との交流活動もされているんですね。交流活動を始められたきっかけはなんですか?

杉山さん:NPO法人化をする際に100名を超える地域の人たちが会員になって応援してくれました。そこから法人として地域へなにか貢献できるものはないかと思い交流活動をはじめました。

のっぷ:地域での交流活動はどのようなことをしているのですか?

杉山さん:大きな活動として、ふくわたり・ふれあい・ふくし祭り(以下、ふふふ祭り)を開催しています。もともと福渡地区でも夏祭りはあったのですが、開催されなくなってさみしいとの声から始まりました。毎年10月ごろに開催し、入所している高齢者や福祉関係者だけでなく観光協会や小学校などから350名以上が参加するお祭りになっています。年に1度、町内会や地域の人からテントやテーブル、着ぐるみなどを借りてみんなで作り、地域の人たちが顔を合わせる場となっています。ただ、最近は天候不良や新型コロナウイルスの影響で開催できておらず、現在は、代替のイベントを検討しているところです。

2_ふふふ祭りの様子

ふふふ祭りの様子

コロナ禍でもつながれる機会

のっぷ:ふふふ祭り以外に新型コロナウイルスの影響を受けた活動はありますか?

杉山さん:作業所は内職を中心に行っており、コロナの影響で作業量は減ったけれども今は回復傾向にあります。相談もコロナだからといってすごく増えたり、減ったりもしていませんが、食事づくりなどの他の行事は少しずつ縮小や中止になってしまいました。
そんな中でも、パソコン教室はofficeの使い方など地域で活動している人の事務作業のサポートとして活用されるだけでなく、情報交換や地域の人達がつながれる場として広く活用されました。

3_作業所の作業風景

作業所の作業風景

5_地域の方の相談を受けている杉山さん

地域の方の相談を受けている杉山さん

地域に根ざした作業所へ

4_地域での活動の様子

地域での活動の様子

のっぷ:施設運営だけでなく地域とも活発に交流をしていますが、活動をする上で大切にしていることを教えてください。

杉山さん:活動は障がい者の支援を中心にしていますが、市街地とは違って、地縁組織の力が生きている地域で活動しています。そのため、作業所の利用者は地域の方ともつながっており、作業所に来る際にハイタッチをしながら通っている人もいます。利用者が家と作業所を往復するだけにならずに途中で寄り道や井戸端会議をすることによって障がい者の自立支援にもつながるので、地域に根ざした作業所になっていけるように心がけています。

何もしなくても居られる居場所に

のっぷ:最後に今後の活動について教えてください。

杉山さん:ふふふ祭りの代替イベントとして地域の人から最近あったいいことを集めて展示するなどみんなが参加できるイベントを企画しています。また、今は作業所の利用者は平均年齢67歳と高齢の方も多いですが、最近は若い方の利用も増えてきています。そういった方たちが家の中で孤立しないように何もしなくても居られる居場所として発信していればいいと思っています。

地域の人たちと支え、支えられ二人三脚歩んできたんだね。
ふふふ祭りで地元の人たちが集まれる日が楽しみだね。

関連リンク

NPO法人なでしこ会

  • 住所:〒709-3111 岡山県岡山市北区建部町福渡465-1
  • 連絡先:電話番号:086-722-5200
  • Eメール:28korare@gmail.com

ありがとうございました。次はどちらの法人におじゃましようかなぁ。