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いつでも帰れる居場所を目指して【NPO法人志塾フリースクール岡山】

[2022年8月15日]

ID:44173

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のっぷ

生きづらさをかかえる子どもを支援しているNPO法人があるんだ。
今回は、NPO法人志塾フリースクール岡山にお伺いして、代表理事の村本さんにお話を聞いてきたよ!

フリースクールとアウトリーチ支援

のっぷ:
はじめまして。つながる協働ひろばののっぷです!
志塾フリースクール岡山さんはどのような活動をしているのですか?

村本さん:
もともとはニート支援をしていました。その経験から、中高生の頃につまずいてそのままニートになってしまう若者が多いと感じ、2015年に志塾フリースクール岡山を立ち上げました。最初の1年間は2人しか生徒がいませんでしたが、2年目にフリースクールへの登校が岡山市の小中学校で出席扱いになったことがきっかけに増え始め、現在は常時15人程度が在籍しています。現在はフリースクールとしての居場所づくりのほかにも、外出が困難な方への訪問型のアウトリーチ支援引きこもりやニートの若者支援も行っています。

活動をしている写真

普段の活動の様子

しんどいときに帰ってこられる居場所を

野外活動の様子

赤磐市での野外活動

野外ウオーキングの写真

野外ウオーキングの様子

のっぷ:
フリースクールってどんなところですか?

村本さん:
志塾フリースクール岡山では20歳くらいまでを対象に、現在は、月曜日・火曜日・木曜日・金曜日の午後1時から午後5時まで開いています。水曜日はフリースクール以外の居場所を探す日になればと思い休所日としています。
フリースクールというと学校みたいに勉強すると思われることが多いですが、志塾フリースクール岡山では、生活支援が9割、学習支援は1割で、勉強よりもコミュニケーションや社会性、協調性を育むことを大切にし、もう一つの家として、しんどいときに帰ってこられる場所になればと思っています。

のっぷ:
フリースクールでは子どもたちはどのように過ごしているのですか?

村本さん:
来る時間も帰る時間も自由で、来た人から様々なグループに分かれて読書や宿題に集中したり、料理や小物の作成をしたり、ゲームやPCをしながら雑談したりと自由に過ごしています。屋内で過ごすだけではなく、近所のショッピングモールへ行ったり、赤磐市で育てている桃のお世話をしに行ったり、希望に応じて屋外で過ごす活動も行っています。

のっぷ:
フリースクール以外にもアウトリーチ支援も行っているのですね。

村本さん:
フリースクールに来ることが出来る子はまだエネルギーがあるが、ここに来ることが出来ない人に手を差し伸べることが大切だと考えています。フリースクールへ行きたくても行けない子どもをどうしていくかが課題と考えていて、アウトリーチ支援を必要な子どもたちへ届けられるように学校や他の機関と連携を図りながら行っています。

支援をしようとしないことが支援

村本さんの写真

お話を伺った代表の村本さん

のっぷ:
最後に活動で大切にしていることを教えてください。

村本さん:
子どもたちと会う時には支援しようと意気込むのではなく、自然体でいることを大切にしています。支援をしに行っているわけでないという気持ちでいることが一番の支援につながっているのだと思います。また、この場所をなくさないように続けていくことも大切にしています。本人たちが気に入って行きたいと思うフリースクールでないと意味がありません。
他にも、学校や家庭、ケースワーカー、他団体などと連携をとっていくことが大切だと感じています。

支援をする、されるという関係ではなくお互いに自然体でいることで帰りたい居場所になっているんだね。

関連リンク

NPO法人志塾フリースクール岡山

  • 住所
    〒700-0821 岡山県岡山市北区中山下2丁目2-55日産ビル3階
  • 連絡先
    電話番号:086-236-1832
    Eメール:sjkokayama@yahoo.co.jp

ありがとうございました。次はどちらの法人におじゃましようかなぁ。