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自立と社会参加を支援する【NPO法人岡山県社会就労支援センター協議会】

[2021年1月8日]

ID:41908

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のっぷ

働く意欲はあるけど、障害などの理由があって一般の事業所に雇用されることに配慮がいる人の自立と社会参加を支援するためのNPO法人があるんだ。

今回は、NPO法人岡山県社会就労支援センター協議会にお伺いして、事務局の溝口さんにお話を聞いてきたよ!

障害のある人たちの自立と社会参加を目指して

のっぷ:初めまして、「つながる協働ひろば」ののっぷです。岡山県社会就労支援センター協議会さんって、どんなことをしているのですか?

溝口さん:岡山県社会就労支援センター協議会には、岡山県セルプセンターと岡山県農福連携サポートセンターと二つの部門があります。そのうち岡山県セルプセンターでは、就労継続支援B型事業所をメインに障害福祉サービス事業所で働く障害のある人たちの自立と社会参加を支援する役割を担っています。

01岡山県セルプセンターの事務所

岡山県セルプセンターの事務所

のっぷ:具体的にはどのような支援をしているのですか?

溝口さん:それぞれ事業所では、一人ひとりの個性に合わせた社会的・経済的な自立を目指して生産・販売活動を行っています。事業所を支援するために、私たちが県などの行政や民間企業からの委託を受けて仕事を各事業所に割り振ったり、事業所が作った食品や手芸品などをきらめきプラザ1階のセルプおかやまや県庁内のコンビニ、インターネット通販などで販売したりしています。

02きらめきプラザ1階のセルプおかやま

きらめきプラザ1階のセルプおかやま

各事業所の得意分野

03セルプおかやまのウイルス対策コーナー

セルプおかやまのウイルス対策コーナー

のっぷ:各事業所はどのようなものを作っているのですか?

溝口さん:食品、手芸品、お弁当、パン、クッキーなどの加工品をつくっているところや手縫い、ミシンを使って手芸用品を作っているところ、レーザー加工機を使った木材加工品、イノシシの皮を使ったジビエレザー製品をつくっているところなど事業所ごとにさまざまな強みがあります。また、最近ではウイルス対策のグッズとして手作りマスクやマスクケース、岡山県産のヒノキで作ったウィルスブロックをつくっているところもあります。

のっぷ:事業所によっていろいろなものをつくっているんだね。

溝口さん:一方で、加工技術をもった事業所ばかりではないので、そういった事業所へは封入作業や印刷、箱詰めといった作業を振り分けることもしています。
また、私たちからこういった強みを持っている事業所がありますと行政や企業に営業に行くこともあります。また、行政や企業からの仕事依頼内容や、各事業所でできる内容をまとめている「しごとカタログ」もホームページで掲載しています。

ひとり一人の就労支援につながるように

のっぷ:最後に今後の目標を教えてください。

溝口さん:就労継続支援B型事業所で働いている人たちの工賃を向上させることです。岡山県のB型事業所における平均工賃は月に1万5千円弱で全国だと39番目です。
現在、事業所に割り振っている仕事は、ほとんどが岡山県などの行政から委託された仕事です。工賃向上のためには行政からの仕事だけでなく、私たちが民間の企業とのつながりをつくって仕事を取りにいく必要がある。セルプセンターの頑張りがそのまま事業所で働いている人の工賃につながっている。工賃を向上させることによって働いている人たちの自立と社会参加につながっていければと思っています。

事業所で働いている人の自立と社会参加を目指しているNPO法人岡山県社会就労支援センター協議会。自分たちにできることは何かを常に考えながら支援している様子が伝わってきたよ。

関連リンク

岡山県社会就労支援センター協議会

  • 住所:岡山市北区南方2丁目13-1
    岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館1階
  • 連絡先:電話番号:086-222-0300

ありがとうございました。次はどちらの法人におじゃましようかなぁ。