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みんなで考えよう!マンション防災(高屋町内会)を開催しました

[2023年10月24日]

ID:53902

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第1弾災害リスク研修(令和5年10月15日)

大地震や洪水に備えてマンションの周りの危険な場所や役に立つものを専門家(技術士)とまち歩きしながら調べて、防災マップをつくりました。

マンションの立地を知って、「もしも」に備えます。

防災ワークショップ

幡多学区で発生し得る災害リスク

グループごとに自己紹介と役割分担を決めた後、幡多学区で発生し得る災害リスクについて、日本技術士会中国本部岡山県支部防災委員の方から解説いただきました。

(主な内容)

  • 地震や洪水のメカニズムと過去の災害事例
  • ハザードマップなどの紹介

災害リスクの説明

マンション災害に備えるには

マンション災害に備えるにはどのようにしたらよいか、個人での備えやマンション管理組合での備えなどについて事例などを日本技術士会中国本部岡山県支部防災委員の方から解説いただきました。

  • 震災や水害を踏まえた課題
  • 自助・共助の備えについて
  • マンション防災マニュアル等の事例紹介

マンション災害に備えるには

まち歩きの方法について

まち歩きの方法と防災マップの作り方について、日本技術士会中国本部岡山県支部防災委員の方から説明をいただきました。

(情報収集対象)

  • 避難情報(学校、一時避難待避場所、講演、公共施設など)
  • 危険な場所(河川・用水路、過去の水害発生位置、危険物取扱施設など)
  • 災害時に役に立つもの(消火栓位置、防災備蓄倉庫、AED設置位置など)

まち歩き

4班に分かれ、土木の専門家と建築の専門家と一緒にまち歩きをしました。見つけたものを岡山理科大学の学生さんに写真撮影していただきました。

普段歩き慣れている道も見方を変えると、新しい発見がたくさんありました。災害を想定しながら歩くと、危険なところやもの、役に立つものなどがたくさん見つかりました。

まち歩きの様子1

用水路

まち歩きの様子3

電信柱

まち歩きの様子2

消火栓

まち歩きの様子4

マンションの立地環境

防災マップづくり

班ごとに収集した情報を分類して、写真とコメントを地図に貼り付けてまち歩き防災マップを作成しました。

マップづくりの様子
マップづくりの様子2
防災マップ1
防災マップ2

成果発表とまとめ

各班のリーダーが作成した防災マップの成果について発表しました。

(役に立つもの)

  • 消火栓位置の確認
  • ガソリンスタンドと三菱モータースにAEDあり
  • 荒木樋門の位置と操作方法を確認

(危険な場所)

  • 用水路に防護柵がない
  • 電柱が傾いている
  • 危険なブロック塀がある
  • 街路灯がないところがある
  • 過去災害の浸水位置を確認
  • 反射盤が折れているところがある

(避難場所情報)

  • 子どもの集合場所が一時退避場所として検討可
  • 小学校への避難ルートは国道を利用
  • 小学校は応急給水栓設置校である
  • 水害時の垂直避難施設として、マンションとの協定が必要
  • 消火栓の黄色ラインが消えているところがある
  • 東公民館の備蓄倉庫、小学校の備蓄倉庫を確認
(まとめ)
  • 用水路の防護柵設置は、用途と安全性の両面からの検討が必要
  • 危険な場所は危険だと認識することが重要
  • 一時退避所の指定を町内会と検討することが必要
  • まち歩きをすることで、立地を知ることができた
  • 参加者同士のコミュニケーションが図れた
  • 避難所が浸水する地域であるため、洪水時は中学校へ早めの避難が必要

第2弾マンション探検ツアー(令和5年10月22日)

地震、水害、火災、風害などの災害ごとにマンションで起こりうる災害リスクについて、専門家(建築士)とマンションを探検しマンションの特性を調べ、マンションでの備えについて確認しました。

マンションの特性を知って、「もしも」に備えます。

マンション防災についてのお話

集まった居住者同士、参加したきっかけなど自己紹介をしたあと、マンションの立地特性からみたマンションに起こりうる災害リスクについて、岡山県建築士会の災害対策委員の方より説明いただきました。

個人や管理組合での在宅避難備蓄品についての説明を受け、マンション災害に備えて「防災点検チェックシート」を使った点検の提案がありました。

マンションでの備えとして、設備機器が停止時や復旧時の使用方法や災害保険加入の条件などについて、予め確認をしておくことが大切であること。

また、管理組合役員だけでなく、災害が起きたときにマンション内にいる人が誰でも対応できるような体制を整えておく必要があること、日頃からのコミュニティ・つながりが大切であることなどの説明を受けました。

マンション探検ツアー

ツアーの方法や注意点について説明を聞いた後、2班に分かれてマンション内を探検しました。

見たことや日頃立ち入らない場所を確認して、マンションの特性について学びました。

  1. 最上階にあるエレベーターの機械室
  2. 上層階の基準階
  3. 中層階の基準階
  4. 1階(避難階)
  5. 外部(外まわり)

消火栓

消火栓の位置確認

エントランス

エントランスの浸水可能性確認

ポンプ室

ポンプ室の位置確認

分電盤

分電盤の位置確認

受水槽

受水槽の位置確認

備蓄倉庫設置

備蓄倉庫設置検討箇所確認

機械室

エレベーター機械室の確認

マンション探険で確認した主なところ

  • 浸水の可能性のある個所の確認(エントランス、分電盤、ポンプ室)
  • 受水槽の位置確認と発災時の対策検討
  • 備蓄倉庫の設置場所の候補箇所の確認
  • エレベーター機械室の確認

ワークショップ

マンション探険で気づいたところなどについて意見を出し合い、図面に気づいたところ、写真などを貼りつけていきました。

  • 敷地内消火栓の位置の確認
  • 受水槽の位置の確認
  • 屋内消火栓の位置、規模の確認(11階以上はの放水用器具格納箱には、非常電源が設置されていることを確認)
  • 立地からエントランスや分電盤などは浸水する可能性があること
  • 備蓄倉庫の設置検討箇所の確認
  • 浸水可能性のある1階排水口の確認
  • 非常灯のある階とない階があることを確認

成果発表とまとめ

  • 共用部分の電気が非常灯となっていない階があるため、非常灯設置の検討をする
  • 受水槽が1階にあることから、非常時の取水設備とするため蛇口設置などの検討をする
  • 立地から1階部分が浸水可能性のあるマンションであるため、それに応じた対策が必要


(浸水対策例)
  1. 停電可能性があることを認識しておくこと
  2. 分電盤の止水対策として、コンクリート壁の設置
  3. 分電盤の更新時に設置場所を変更する
  4. 排水口からの浸水、汚水の逆流を防ぐため、水嚢を使って浸水対策をする
  5. 備蓄倉庫を1階に設置するのではなく、上階で設置可能な場所を確保する
意見出しの様子
ワークショップの様子1

まとめ

周辺を歩くことで、改めてマンションの立地を確認し、対策しておくことなどを知ることができました。

また、マンション内を探検することで、住んでいるマンションの特性を知ることができ、マンションに応じた災害リスクについて確認し、それに対する備えについて学ぶことができました。


立地やマンションの特性について確認し、確認した内容を管理組合のみなさんで共有し、対策について検討されていくとのことです。

さらに、災害が起きたときにマンション内で助け合いをするためには、住んでいる人同士の体制づくりが必要だというお話もありました。

不安を持たれている方もおられ、居住者名簿や管理組合の中での体制づくりについて、今後検討していく必要があると話し合われていました。

最後に

災害に対する最大の備えは、日頃からの人づきあいです。

困った時に助け合えるようなコミュニティづくりをみなさんで考えてみましょう。

みなさんのマンションでは、居住者名簿を作成されていますか?そして、それを適宜更新されていますか?

適正なマンション管理の基準の1つに、区分所有者名簿と居住者名簿の作成と毎年の更新があります。

災害等の緊急時の専有部分の立ち入りも含め、もしものための備えとして、規約の見直しから進めてみませんか?

お住まいのマンションは適切な管理ができていますか?

お問い合わせ

都市整備局住宅・建築部住宅課 計画係

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1466 ファクス: 086-803-1879

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