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史跡賞田廃寺跡出土の凝灰岩製擦管

[2010年2月3日]

ID:5178

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収蔵品紹介 第57回

賞田廃寺跡出土の凝灰岩製擦管
  • 名称
    凝灰岩製擦管(ぎょうかいがんせいさっかん)
  • 出土遺跡
    史跡 賞田廃寺跡
    岡山市中区賞田
  • 時期
    奈良時代

賞田廃寺は飛鳥時代末期に創建されたと考えられる備前国では最古の寺院跡です。白鳳期には本格的な伽藍が整備され、盛期の奈良時代後半には東西の両塔基壇は地方寺院としてはまれな檀上積基壇で飾られていました。擦管とは層塔の相輪部の部品で、今日みられるものの多くは銅製です。この擦管は西塔付近から出土しましたが、東西両塔が整備される奈良時代後半には凝灰岩製の基壇化粧とともに、塔の相輪も凝灰岩製であったことが判明しました。石材の産地は他の基壇化粧石と同様に香川県の火山産であると考えられます。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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