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賞田廃寺出土の文字瓦

[2010年2月3日]

ID:5021

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収蔵品紹介 第77回

賞田廃寺出土の文字瓦1

文字瓦1

賞田廃寺出土の文字瓦2

文字瓦2

  • 名称
    がんぶり瓦(文字瓦)
  • 出土遺跡
    史跡 賞田廃寺跡
    岡山市中区賞田
  • 時期
    室町時代

賞田廃寺ではこれまでの調査で白鳳期に建立された金堂跡や奈良時代に建立された東西ふたつの塔跡などが見つかっています。創建は飛鳥時代の末頃と考えられ、13世紀の後半から14世紀頃には廃絶したとみられています。今回紹介する瓦は西塔の北側で発見された礎石建物の周辺の瓦だまりで発見されたものです。この瓦は「がんぶり瓦」と呼ばれる屋根の棟を覆う瓦です。瓦1には「文明/丙申/十二日/住持」(文明8・1476年)の年号銘が、瓦2には「十月/記之/□規」とヘラ書きされていました。瓦が見つかった建物は礎石の配置などから密教系寺院の本堂であると考えられ、賞田廃寺がかたちを変えながら室町時代まで存続したものか、古代寺院の廃絶後の再利用の様子を示すものか興味のつきない課題です。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

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所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
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