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子どもの「やりたい!」をサポート

[2021年1月7日]

ID:45694

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きかせてぽっけ

このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!

支援の必要な子と親の会たんぽぽの会 後藤 智子さん

「たんぽぽの会」って?

我が家は4人姉弟。上の子たちは学校がしんどくなってから、息子は3歳半健診がきっかけで病院へつながり、広汎性発達障害の診断がでて、4人目にして、はじめて療育につながりました。療育でのスモールステップ、子どもの行動のとらえ方、困りポイント、その対処法は今までの自分が培ってきた常識、考え方の問い直し、意識改革のスタートでした。
就学したら療育は卒業、支援は学校で。それなら親子で療育に代わるものができないかと、同じ考えを持った保護者と「たんぽぽの会」を立ち上げ、現在に至っています。

大人主導から、子ども主導へ方向転換

イラスト

はじめははりきっていた親たちですが、企画すれども子どもはパニックになる、などなかなか上手くいきません。そんな時に、「個性の強い子たちの集団で、トラブルがあって当たり前。どこがエラーだったのか、子どもにフィードバックしてみたら。」と海野歩未先生(たんぽぽの会スーパーバイザー、現在コペンハーゲン在住)と出会い、会の方向を決めるアドバイスをいただきました。

子どもの「やってみたいこと」を大人がサポートする会に方向転換。遊戯王に興味がある子がいれば遊戯王大会。合宿。音楽に興味がある子たちがいればバンド活動。発表会から、外部からの演奏依頼を受けてステージもできるようになり、今年度はスタジオ録音、YouTube配信にチャレンジしています。子どもたちの「やりたい」を軸にした活動は、親の負担が軽く、気がついたら難しい、苦手が難無くクリアできることも体験してきました。

コロナ禍の中で

自粛生活中にたくさん絵を描いている子の話が出ました。そこから個展、メンバーの写真展、と展示の活動が続いています。自分の表現したものを誰かが見てくれる。展示も準備の段階からいろいろ一緒に考えていく。その子の「やりたい」を尊重して、今まで見えていなかったその子を発見する機会になっています。

大人が楽しむ

楽しくなければ続かない。たんぽぽの会をしてきて感じています。
会のことも子どものことも、いかに楽しむかがポイントです。

支援の必要な子と親の会たんぽぽの会

たんぽぽの会マスコットキャラクター タンタンとぽぽ

平成23年、宇野小学校特別支援学級の親子活動からスタートしました。
平成24年より独立して活動しています。はじめは学校行事や地域行事参加のためスモールステップをしてきましたが、子どもたちのユニークな発想に支援を考え直すこととなりました。現在は子どもたちの企画を大人がサポートする活動をしています。

活動は子ども企画、大人企画、体育館活動、バンド活動、卓球活動、宿泊体験活動などをしています。

みなさんへ

「小学生までは子どもの前を、小学生になったら横に並んで、中学生になったら後ろから」親の立ち位置をご近所の方に教えていただきました。子どもたちがしんどかった時期、子どもが見ている方向を見て、同じゲームをして、同じテレビを見て、子どものそばにいても大丈夫な空気を心掛けました。「横に並んで同じ方向を見て、共感する」大切にしている言葉です。