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安産のススメ ―元気に赤ちゃんを産むために-

[2012年8月27日]

ID:45357

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きかせてぽっけ

このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!

助産師 安田 洋実

妊婦の身体は冷えが大敵!

みなさん、暑い日が続きますね。
暑いと、氷の入った冷たい飲み物が欲しくなりますし、冷房も欠かせません。
でも、ちょっと待って!!

妊婦さんには「冷え」が良くないって聞いたことはありませんか?
「冷え」は体内の循環を悪くするため、頭痛や肩こり、むくみなど、さまざまな身体の不調の原因にもなります。

ここはちょっとガマンして、体を冷やし過ぎないようにしてくださいね。

温めることは出産のときにも役に立つ!

温かくして白湯を飲む妊婦さんのイラスト

妊婦のみなさん、陣痛って「痛い!」「怖い!」「嫌だ!」って思っていませんか?
そんなみなさんにアドバイスさせていただきたいのは、つらい陣痛期間を短くするには「からだを温めること」がとても効果的であるということです。

まず、温かいものを飲むことを心がけてください。
「白湯(さゆ)」を飲むと、体の中から温まり、汗や尿などが増えるので、からだの中がきれいになります。
また、ストールを羽織ったりひざにかけることや、手足をお湯につけたり、ホットパックを手や足、腰やおなかにあてて温めることも効果があります。

温めることで陣痛が効果的に働くようになるので、これこそが安産への近道と言えます。

おススメの白湯(さゆ)の作り方・飲み方

水を入れたやかんを火にかけて、カルキを飛ばすためにやかんの蓋は開けたままで、
15分くらい沸騰させる。ミネラルウォーターの場合は、蓋はしたままで3から5分の加熱でOK。


飲むときは、すすりながら。
熱い湯はフーフーしながらすすって、舌の上で温度調節してから飲みます。
持ち運びできるポットに入れて携帯し、いつでも白湯を飲めるようにするのもおすすめです。

参考文献 『アーユルヴェーダ式 マタニティ健康法』 神藤多喜子著 PHP研究所

助産師として伝えたいこと

妊婦さんって、我慢することや制限されることが多いですよね。
食べてはいけないもの、飲んではいけないもの、やってはいけないこと・・・。
でも、すべては赤ちゃんが元気に生まれてくるために、とても大切なことなのです。

陣痛を「つらい」「避けたい」と思われるかもしれません。
ですが、陣痛は一人で乗り越えるものではありません。
赤ちゃんも一緒に陣痛を感じているのです。

「自分の力」「赤ちゃんの力」「自然の力」を信じて、痛みを避けることなく、受け入れてみませんか?
また、まわりの人は、そんな妊婦さんを見守り、応援してあげてください。

元気な赤ちゃんを、無事に出産できますように。

安田 洋実(やすだ ひろみ)

安田 洋実さんの写真

助産師。ベビーサイン講師。
助産師として周産期母子センターに勤務中。
家族の絆を感じながら、毎日赤ちゃんに癒されるこの仕事が大好きです!
家では、二人の男の子(5歳と3歳)の子育て真っ最中!