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「認可外」保育園という選択肢

[2018年10月30日]

ID:45666

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きかせてぽっけ

このコーナーでは、子育てに関するいろいろなアドバイスや経験談をご紹介しています。
専門家や子育ての先輩たちの声をきいて、明るく、楽しく、子育てしましょう。
みんながあなたを応援していますよ!

岡山市北区 C.K

育休復帰のタイミング、どう決めますか?

イラスト1

育休中のママさんにとって、「いつ育休から復帰するか」というのは大きな悩みの種となりますよね。最初は漠然と「1歳になるまで休める」と思っていて、制度としては実際その通りだと思います。ただ、いざ具体的に考え始めると、保育園に入れるか、という大きな問題が立ちはだかります。

そこで、保育園入園のタイミングとして考えられるのは、

(1)0歳4月 
(2)1歳になる月 
(3)1歳4月 

の3パターンが主になると思います。

(1)は1歳になる前なので、育休を切り上げる形になる方が多いです。
(2)は育休を規定の期間ちょうど取る形。
(3)は、0歳4月だと月齢が低すぎて申し込めないか抽選で入園できない、かつ途中入園もできず、育休の延長をするケースです。しかし1歳入園は0歳より狭き門となるため、ハードルが上がる可能性も高いです。

私の周りでは「子どもが1歳になるまでは一緒にいたい」と望む声が多く聞かれました。(2)のパターンです。

しかし実際には(2)の場合は保育園途中入園となるケースが多く、保育園への入りやすさを考えて、泣く泣く、(1)の0歳4月を選んだ、というケースがほとんどでした。

『復職するために保育園に入れる』という本来の流れが、『保育園に入るために(早めに)復職する』という逆転現象が起きてしまっているように感じています。  

先入観を持たず、自分の目で判断してほしい

イラスト2

私自身は色々考えた結果、(2)の1歳になる月の復帰を選びました。ただそのタイミングで認可保育園の途中入園ができる保証はなく、直前まで復帰できるかどうかがはっきりしないのは会社に迷惑がかかるため、認可よりは途中入園がしやすそうな「認可外保育園」を中心に検討を始めました。

認可外保育園というと、時折ニュースで流れる事故等の印象で、安全性が低い、という印象を持たれがちだと思います。しかし、認可外でも本来は行政の監督が入っていますし、独自の方針のため認可にはならないが市の認証を受けているという施設もあります。問題を起こす施設は「認可外だから」ではなく、その施設固有の問題だと思います。

私は認可外の中でも「企業主導型」の保育園を選びました。近年増えている形態で、認可外という位置づけですが、内閣府の助成によるため認可並みに設置基準が高いと言われています。企業が設置をしているといってもその企業の従業員だけが対象というわけではなく、地域枠として一般からも受入れられていることが多いです。


いくつか見学した施設の中で、園の方針やスタッフの方の雰囲気に納得ができる園に出会え、タイミングも合ったことから入園に至りました。入園して数か月ですが、少人数なのでしっかり目を配ってもらえていることや日々のお遊戯や季節の行事も先生方が工夫を凝らして取り組んでくださっていることがうかがえて、この保育園を選んで良かったと実感しています。

譲れない条件は何かを考える

 
私が1歳になる月の復帰を選んだ理由は、1歳になるまでは一緒に過ごす、という条件が譲れなかったからです。その代わりに認可保育園という条件は割とすんなり諦められました。人によっては、希望する認可保育園に入園できるなら育休を切り上げることも納得できるという方もいると思います。何を一番の判断基準にするかは人それぞれです。

ただ「認可に入れる」ことが唯一の選択肢と考え、認可外という選択肢を持たないがために、しぶしぶ育休を切り上げるという結果になるのはとてももったいない、と個人的には思っています。


 認可外が絶対おすすめ、というわけでもありません。ですがもし、「認可じゃなきゃ危ない」のような曖昧な先入観だけで選択肢が狭まり、育休復帰のタイミングが不本意になるようであれば、認可や認可外といった枠組みにとらわれずに広い視野で色々な施設を実際に見てみてください。そして、自分たちが一番譲れない条件が何であるかを見極めて、納得のいく選択をしてほしいと思います。

C.K(イニシャル)

子どもの画像

岡山市北区在住 1児のママ

2017年7月に第一子を出産。
育休を経て2018年7月に職場に復帰し、育児と仕事の両立に挑戦中です。