足守では、昭和の初期にメロンが本格的に栽培され始めました。メロンの種類はアールスメロン、ハネデューメロンの2種類で、元々はマスカットの間作としてはじめられました。
現在では、アールスメロンが主流で、足守地区はアールスメロンの県内生産量の大部分を占めています。一年を通して温室で栽培されていますが、特に7、10月に多く生産されています。
メロンは、苗を植えてから約3ヶ月で収穫を迎えますが、それまでの水、温度、湿度等の管理が手作業のため高級品となっています。
足守メロンは、純系アールスメロン特有の強い香りが特徴で、とろけるような甘さが自慢です。
食べごろを迎えたら、食べる直前3~4時間前に冷蔵庫で冷やすとおいしく食べられます。メロンはアフリカや中東アジア原産といわれており、温かいところにおいていれば早く熟します。早くから冷蔵庫に入れていると熟すのが遅れてしまいます。
近水園、町並み保存地区一帯を会場に、毎年10月の中旬から下旬の日曜日に開催されます。テント村では足守メロンの試食、即売、特産品などの販売、特設ステージでは地元の皆さんによる郷土芸能などが催されます。
A1 正式名は、アールスフェーボリットという品種で、イギリスの伯爵(アールス)が愛した(フェーボリット)という意味です。
A2 メロンの香りが、ムスク「MUSK」、麝香に似ており、そこから由来しています。
A3 メロンが成長する過程で、果実の表面にひび割れができ、そのひび割れに果汁がしみでてコルク化したものです。なお、ひび割れはまず最初に縦に入って、次に横に入ります。
A4 メロンのおしりの部分が柔らかくなったころが食べごろです。そのころにはメロン独特の香りもしてきます。
A5 最終的には一つの苗から1個です。成長の過程で3、4個に間引きされ、その中から一番良いものを最終的に残して成長させます。
A6 産地と品種と外観(大きさ、網目、色など)です。
所在地: 〒701-1463 岡山市北区足守718 [所在地の地図]
電話: 086-295-1111 ファクス: 086-295-9081