岡山市が「ユネスコ創造都市ネットワーク」の加盟都市に認定されました！

　岡山市が国際連合教育科学文化機関（ユネスコ）に申請していた「ユネスコ創造都市ネットワーク」の文学分野における新規加盟について、10月31日付で認定されました。同分野での加盟認定は、日本国内では初めてとなります。

＜１　ユネスコ創造都市ネットワークとは＞

　「ユネスコ創造都市ネットワーク（UNESCO Creative Cities Network）」は、創造性を核とした都市間の国際的な連携によって、地域の創造産業の発展を図り、都市の持続可能な開発を目指すネットワークです。各都市は同ネットワークを活用し、知識・経験の交流、人材育成、プログラム協力を行います。

　ユネスコ創造都市ネットワークは、7つの創造的な分野（文学、映画、音楽、デザイン、食文化、メディアアート、クラフト&フォークアート）を対象としています。 日本国内ではこれまで、文学分野を除く6分野で10都市が認定されていました。

　今回の認定で岡山市を含めて５５都市が加盟となり、ユネスコ創造都市ネットワーク加盟都市全体で３５０都市となりました。

＜２　申請の理由＞

　岡山市は、「坪田譲治文学賞」「市民の童話賞」をはじめとして、児童文学を中心とした文学に関する様々な資源を保有しています。また、その資源を活用して様々な関係者を巻き込みながら、「おかやま文学フェスティバル」等の取組を行っています。

　これらの優れた取組を地域の誇りとして国内外に発信し、「ユネスコ創造都市ネットワーク」を通じた国際的な都市間交流等を通して、市民が多様な文化に触れ、文化的な刺激を受けることを目指すとともに、各事業に官民一体となって取り組み、地域活性化を図ることを目的として、申請を行いました。

＜３　今後のスケジュール＞

　令和6年2月23日（金・祝）　坪田譲治文学賞表彰式及びユネスコ創造都市ネットワーク加盟認定記念行事「五木寛之氏講演会」を予定

【今後実施を予定している取組】

・ユネスコが開催する会議への岡山市長等の出席及び岡山市における文学分野での国際会議の開催（国内外への情報発信）

・ネットワーク加盟都市との交流や連携事業の開催（優良事例の共有）

・文学賞やイベントの開催などに加え、観光、教育、福祉など他分野と結びついた事業の実施

＜４　その他＞　

(1)ロゴマークの作成

・ユネスコ創造都市ネットワーク加盟を契機として、文学によるまちづくりの更なる推進のため、新たに「文学創造都市おかやま」のロゴマークを作成しました。

・一目で「岡山」「文学」のイメージが湧くように、開いた本としおりひも、桃の形を取り入れ、年月を経ても色あせないシンプルなデザインとしました。「文学創造都市おかやま」ホームページをはじめ広報の際に活用します。

(2)懸垂幕の掲出

・「ユネスコ創造都市ネットワーク」への加盟認定を記念して、11月1日記者会見後に市役所本庁舎に懸垂幕を掲示します。