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ABOUT

 岡山市は文化・芸術分野における魅力あるまちづくりを進めており、文学においても「岡山市文学賞」や「市民の文芸」など長年にわたり全国に誇れる取組を継続しています。
 また、日本で最も有名な昔話として、世代を超えて語り継がれ、今でも多くの子どもたちが親しむ「桃太郎」のルーツは岡山にあり、岡山固有の歴史・文化を背景に、岡山のシンボルとして広く浸透し、銅像、通りの名称、土産、祭りなど様々なところで取り入れられてきました。
 この他に、18世紀には、地域の豪商によって日本で初めてとなる民間図書館が設置され、20世紀初頭には、寄付により市立図書館が建設されました。誰もが本を手に取り学ぶことができない時代においても、民間と公の垣根なく協働し、地域の教育を推進してきた歴史があります。このように、岡山市は子どもたちと共に文学に親しむ風土や、市民の文化芸術、特に文学への高い意識を育む土壌があります。
 こうした中、岡山市では、2022年3月に岡山市長に提出された「『文学による心豊かなまちづくり』の更なる推進に向けた提言書」の内容を実現するため、新たに産学官が一体となった組織を設立し、文学を軸とした創造都市づくり事業を推進していくこととしました。
 2022年5月に開催された第1回会議では、岡山市長からユネスコ創造都市ネットワークへの加盟申請の意向が示され、その後の熟議により、メンバーが一丸となって加盟に向けて邁進していくことと決まりました。その後、数度に渡り会議が開催され、新たな事業の検討や加盟申請書の内容について議論されています。「おかやま文学フェスティバル2023」の開催は、この会議の構成員によって進められ、実現しました。
 2023年10月にユネスコ創造都市ネットワーク・文学分野に、日本で初めて認定されたことをふまえ、この推進会議を基盤とし、多くの方々と協力しさらに文学を活用した事業展開を進めていきます。