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令和3年6月提案理由

[2021年6月14日]

ID:30403

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令和3年6月定例市議会に提出した議案に対する市長提案理由説明要旨

 令和3年度補正予算案並びに関係諸議案のご審議をお願いするに当たり,その大要と市政の動向等について申し上げ,市民並びに市議会の皆様方にご理解とご協力を賜りたいと存じます。

新型コロナウイルス感染症の状況と感染拡大防止

 はじめに,新型コロナウイルス感染症に関する岡山市の状況等をご報告いたします。
 岡山市では,3月中旬以降,連日多くの新規感染者が発生し,累計感染者数は6月3日発表時点で3,951人となっております。
 このたびの第4波は,感染力の強い変異株により,急激に感染が拡大いたしました。5月8日には新規感染者数が過去最多の118人に上るなど,爆発的な感染拡大により医療提供体制がひっ迫する危機的状況となり,同月16日には岡山県に緊急事態宣言が適用されました。
 この間,岡山市は,高齢者入所施設の従事者への定期的なPCR検査等を速やかに実施し,緊急事態宣言後には,人の流れを抑制するべく市有施設の全面的な利用制限や市立学校の部活動の原則中止等の措置を講じてまいりました。また,急増する感染症患者への対応として保健所の体制強化や救急隊の増隊等を実施してまいりました。
 外出自粛等により新規感染者数は減少に転じたものの,多くの指標が厳しい水準で高止まりする中,5月28日には緊急事態宣言が今月20日まで延長されました。
 6月3日時点で,1を下回ると感染が収束に向かうとされる実効再生産数は,ピークの1.93から0.52となり,また,1週間の人口10万人当たりの新規感染者数もピークの98.3人から17.1人となるなど,感染状況について明るい兆しが見え始めております。
 これまで感染拡大防止の取組にご理解とご協力をいただいている市民の皆様,事業者の皆様,また,医療現場で懸命のご尽力を頂いております関係者の皆様に心から感謝と敬意を表します。
 市民の皆様におかれては,感染を再び拡大させないためにも,引き続き,気を緩めることなく,基本的な感染防止対策を徹底していただきますよう,改めてお願いいたします。

 安心な日常を取り戻すための切り札となるワクチンにつきましては,5月17日から一般高齢者への接種を開始しております。7月中旬までに高齢者への接種を完了させるべく,接種可能な医療機関の増加や予約の空き情報のホームページ掲載など,接種体制を順次充実させております。
 また,予約のキャンセル等により生じる余剰ワクチンを活用した,在宅介護,障害者支援施設の従事者や小中学校の教職員等への接種を開始しております。
 64歳以下の一般接種につきましては,6月下旬に接種券を発送することとしております。まずは,基礎疾患のある方や60歳以上の方,そして,介護・障害福祉従事者や教職員に加え,保育士,幼稚園教諭等の予約受付を先行して開始いたします。それ以外の方につきましては,7月中旬から年代別に予約受付を開始し,予約の集中を避け,接種を円滑に進めてまいります。
 現時点で,全ての接種対象者へのワクチン接種の完了は11月末を想定しており,今後,職域での接種の促進等により,前倒しも可能であると考えております。
 引き続き,全力を挙げてワクチン接種を推進してまいります。

事業者支援,市民生活支援

 内閣府が5月に発表した月例経済報告によると,国内景気は,新型コロナウイルス感染症の影響により,依然として厳しい状況にある中,持ち直しの動きが続いているものの,一部で弱さが増しているとされております。日本銀行岡山支店が6月に発表した岡山県金融経済月報によると,県内景気は,新型コロナウイルス感染症の影響などから,弱めの動きとなっているとされております。
 5月補正予算では,岡山市が3月に実施した緊急アンケートの結果から,長期化するコロナ禍により,宿泊・飲食業をはじめ幅広い業種に厳しい経営状況が見られたことを踏まえ,市内商工業者,農林漁業者,医療法人等を対象とする約18億円の市独自の応援金を創設いたしました。また,市内飲食店が行う感染防止強化策への緊急的な支援を4月末から開始し,タクシーや路線バス・路面電車の利用促進策を感染の収束状況を見て実施することとしております。

 長引くコロナ禍により,厳しい経済状況となっている世帯の子育て負担の増加や収入減少に対する支援を行うため,5月には,低所得のひとり親世帯を対象に,国の特別給付金に市独自の上乗せをして給付しております。その他の低所得の子育て世帯に対しては,同様の給付を8月に実施することとしております。

新型コロナ対策予算

 岡山市では,新型コロナウイルス感染症対策として,これまで計8回の補正予算を編成し,感染拡大防止,事業者支援,市民生活支援の3つの柱に沿って,スピード感を持って時機に応じた対策を切れ目なく講じてまいりました。
 これまでの新型コロナ対策予算の総額は,令和3年度当初予算及び今議会にお諮りしている補正予算分を含め995億円であり,そのうち市負担額は164億円となっております。この財源として,国の新型コロナ臨時交付金99億円を活用した残りの65億円につきましては全て一般財源で対応しております。
 現時点では,引き続き感染状況等に十分な注意を払い,感染拡大防止を徹底していく必要があります。その一方で,外出自粛等に伴う地域経済や市民生活への影響を把握し,国の経済対策の動向も踏まえながら,社会経済活動の継続・回復に必要な対策を講じていかなければなりません。
 今後とも,新型コロナウイルス感染症対策を岡山市政の最優先事項と位置付け,感染拡大防止と社会経済活動の両立に全力を尽くしてまいります。

市政運営について

 ここで,私の市政に対する思いを申し述べます。
 「ふるさと岡山の役に立ちたい」という強い気持ちを抱いて私が市長に就任し,早くも7年8か月となりました。私がこれまで大切にしてきた言葉に「不易流行」があります。これは,「物事の本質は変えずに,時代とともに新しい変化を取り入れる」という意味であります。
 私は市長という重責を担うに当たり,常に岡山市のさらなる発展と市民生活の質の向上のためには,何を為すべきかという根本に立ち返り,「住みやすさ」「力強さ」「安全・安心」という3つの視点を大切にして,変えるべきものは変えていくという思いを持って,あらゆる施策を一つひとつ真摯に進めてまいりました。

 まちづくり分野では,住みやすさを高め,都市の活力と躍動感を創出するため,各地域と街なかとの調和に意を用いながら取り組んでまいりました。
 圏域全体の発展をけん引する街なかでは,岡山芸術創造劇場や令和の大改修を行う岡山城等の賑わい拠点の整備,県庁通り一車線化や路面電車の岡山駅前広場乗り入れなど,回遊性が高く歩いて楽しい都市空間づくりを推進してまいりました。市街地再開発事業も数多く動いており,旭川河畔や西川緑道公園,各商店街等では,民間主体による魅力づくりが活発になってきております。
 また,地域と街なかをつなぐ交通ネットワークの充実に向け,公共交通の利便性向上や,中・外環状線等の幹線道路網の整備などを進めてまいりました。路線バス・路面電車の高齢者・障害者の運賃割引につきましては,10月実施を目指し準備を進めております。
 地域の活性化では,地域振興基金を活用したコミュニティビジネスの創出を進めてまいりました。今年度からは経済・文化・生活の向上に資する事業に対象を拡げており,その中で,生活交通の運行に係る地元の負担を軽減しております。また,地域おこし協力隊の導入や多彩な農業振興等を実施してまいりました。

 経済・交流分野では,岡山市のさらなる発展のためには,地域経済の活性化が必須であるという認識のもと,拠点性をいかした企業立地の推進や創業支援,デジタル化への対応等の中小企業支援を進めてまいりました。また,日本遺産の古代吉備遺産群や岡山城の魅力向上を通じた観光誘客を進め,ESDの世界会議やG20岡山保健大臣会合等の国際会議の成功により,コンベンション先進市としての認知度も向上させてまいりました。

 子育て分野では,子育て環境が充実した都市の実現を目指し,特に待機児童の解消に注力してまいりました。平成28年度には,それまでゼロとされていた待機児童について,定義を市民感覚に即したより厳しいものに見直し,その解消に向けて,積極的な保育の受け皿整備と保育士の確保に全力を尽くしてまいりました。平成29年度に最多の849人となった待機児童数は,令和3年4月時点で31人となり,「概ね解消」することができました。今後は,個別の事情に沿った選択肢を可能な限り提供するなど,量の確保から質の向上へと対策を転換してまいります。

 教育分野では,平成29年に策定した岡山市教育大綱において,喫緊の課題を「学力の向上」並びに「問題行動等の防止及び解決」の2つに絞り込み,オール岡山市で具体的な目標値を共有しながら取り組み,学力は目標とする全国平均レベルに到達いたしました。本年3月には第2期の大綱を策定し,岡山市がめざす子どもの姿として,「自らの個性を磨き,選択と挑戦を繰り返すことができる子ども」を掲げ,新たな目標値の達成に向けて取り組んでおります。

 健康・福祉分野では,全国水準を下回る健康寿命の延伸策を進め,岡山市の令和元年の健康寿命は平成25年と比較し,男性は0.6歳,女性は1.5歳,延伸されております。令和元年には,岡山の医療・介護分野における実績が評価を受け,G20岡山保健大臣会合が開催され,そのレガシーとして「ポジティブ・ヘルス・オカヤマ」を策定し,子どもからお年寄りまで,病気や障害などの有無に関わらず生きがいを持ち活躍できる社会づくりを推進しております。
 
 安全・安心分野では,平成30年7月豪雨災害を教訓として,ソフト・ハード両面から災害に強く安全・安心な都市づくりを推進してまいりました。地域防災力の強化では,自主防災組織の結成を促進し,組織率は9割を超えました。また,ポンプ場整備や河川改修,用水路の水位の事前調整などの総合的な浸水対策に全力で取り組んでまいりました。

 こうした取組を通じて,岡山市の「総合力」は着実に高まっており,その一方で,少子高齢化等の従来からの構造的な課題に加え,脱炭素社会の推進やSDGsの理念の実現など,新たな課題も生じております。
 また,新型コロナウイルス感染症への対応が,今現在,市政最大の課題となる中で,人々の働き方や価値観の変化,デジタル化の進展への対応など,ポストコロナを見据えた施策展開も必要となっております。
 そして,少子高齢化の進展に伴う社会保障関係経費の増加等に加え,コロナ禍による市税収入等の下振れリスクも生じております。これまでも有利な財源の活用をはじめ様々な手法を駆使した財政運営により,岡山市は財政指標を総じて健全に推移させ,財政調整基金の残高も一定程度保ってまいりましたが,引き続き,将来世代に負担を先送りしないよう,中長期的に財政運営の健全性を確保していかなければなりません。
 このたびお諮りしている後期中期計画で示す今後5年間における各分野の施策展開及び行財政改革推進の方向性に沿って,様々な課題に適切に対応してまいりたいと考えております。

 市長就任後2期8年が経とうとする中で,多くの方々から,「岡山は大きく動いている」という声をお聞きすることが増え,大変うれしく思っております。ようやく,市民の皆様に岡山のまちの「より良い変化」を実感していただけるところまでたどりついたものと考えております。
 岡山市は,今,さらなる飛躍に向けて確実に前進を続けており,この動きを止めてはなりません。
 中四国の拠点都市・岡山は,まだまだ高い潜在能力を秘めております。私は「生まれ育った岡山のまちをもっと良くできる」と確信しており,未だ,道半ばであります。

 そして,新型コロナウイルス感染症の完全終息にはしばらくの時間を要すると言われる中で,市民の健康を守り,社会経済活動を維持していくためには,これまで取り組んできた対策の手を緩めることなく,しっかりと継続していくことが必須となっております。

 「信なくば立たず」。市政は皆様方からの信頼がなければ成り立ちません。私はこれまで,常に透明性を確保し,公平・公正な市政運営に努めてまいりました。
 市民の皆様からご信任をいただけるのであれば,引き続き,来期も市政を担当し,新型コロナウイルス感染症への対策を自ら陣頭指揮を執って強力に推進しながら,岡山市の「住みやすさ」「力強さ」「安全・安心」にさらなる磨きをかけ,市民誰もが住み続けることに誇りを持てる都市の実現に向けて,全力を尽くしてまいる所存です。市民並びに市議会の皆様方のより一層のご支援とご協力をお願い申し上げる次第です。

令和3年度6月補正予算の概要

 それでは,甲第115号議案の令和3年度一般会計の補正予算の概要について申し上げます。
 補正額は,一般会計で39億6,800万円余の増額となっております。なお,補正に要する一般財源については,令和2年度決算により生ずる見込みの剰余金で対応します。
 主な内容としましては,子育て世帯生活支援特別給付金,保健所体制強化等の新型コロナウイルス感染症対策事業や,国庫支出金の決定に基づく道路改良事業,市街地再開発事業を行うものです。

その他の議案の説明

 続きまして,その他の議案の主なものについて申し上げます。

 甲第134号議案は,都市公園の占用が可能な仮設の施設及び入札により公園施設の設置者を特定する場合等の当該施設の使用料の額を定めるとともに,岡山操車場跡地公園(仮称)に有料駐車場を設置する等のものです。

 甲第138号議案は,岡山市岡山北斎場について,指定管理者の指定を行うものです。

 甲第140号議案は,岡山市第六次総合計画後期中期計画を策定するものです。

 甲第169号議案は都市計画道路下中野平井線橋梁下部築造工事について,甲第170号議案は岡山城天守閣等大規模改修他工事について,それぞれ請負契約を締結するものです。

 以上で提案理由の説明を終わります。

 よろしくご審議の上,議決を賜りますようお願い申し上げます。

報告に対する市長説明要旨

 ただいま上程になりました報告についてご説明申し上げます。

 報第31号から報第36号までは,いずれも令和2年度の繰越明許費繰越計算書,事故繰越し繰越計算書,継続費繰越計算書又は予算繰越計算書で,令和3年度に繰り越して執行するため,その内容について報告するものです。

 報第37号は,都市計画道路下中野平井線橋梁下部築造工事について,契約金額を変更したものです。

 報第38号はリース公用車の事故について,報第39号は市有自動車の事故について,それぞれ賠償額を決定したものです。

 報第40号は公園の管理瑕疵による事故について,相手方と和解し,賠償額を決定したものです。

 なにとぞよろしくお願いいたします。

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