総合特区とは、地域のさまざまな課題を解決するために定められた国の制度です。
自治体が総合特区の実施を国に申請し、それが認定されれば、関係省庁と協議の上で従来の規制を緩和したり、全く新しい制度を実施したりといった特別な措置をその地域限定で実施することができるようになります。
図1:総合特区のイメージ
岡山市では「高齢者が、介護が必要になっても住み慣れた地域で安心して暮らすことができる社会の構築」をコンセプトに、全国でも数少ない「在宅介護」に焦点をあてた総合特区(AAAシティおかやま)を平成25年から実施しています。
総合特区では目標を達成するためにさまざまな事業を実施しており、特に効果があったものは岡山市内だけではなく全国的にも広がるような要望を国に行います。これまでにも「ADL維持等加算(介護サービス事業所の取組み結果を評価する制度)」や「医療法人による配食サービスの実施」などの制度が岡山市の働きかけをきっかけに全国へ広がっており、これからも「地方から国を動かす」ことを目指します。
図2:岡山市の総合特区イメージ
国の制度上、総合特区は基本的に1期5年間を目安として国から指定をされており、指定の期間終了後も総合特区を継続する場合には、国と改めて協議をする必要があります。
令和4年度現在、岡山市の総合特区は第2期の5年目となっており、来年度以降の第3期実施を目指して、新たな規制緩和などの提案を持って国と協議する予定です。
図3:総合特区第3期の目的
在宅で暮らす高齢者の方へ訪問介護事業所が見守り・安全確認することを可能とする。
デイサービスの送迎先として、利用者本人宅以外にも、親族宅等を認める。
高齢者宅での訪問看護・訪問リハビリテーションについて、小多機事業所内での実施を可能とする。
所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号 [所在地の地図]
電話: 086-803-1638 ファクス: 086-803-1776