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グリーンカンパニー企業と取り組みのご紹介 Vol.12 観空産業株式会社

[2024年3月25日]

ID:58121

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地域の人々に愛され、親しまれる会社を目指したい

どのような事業を展開していますか。

当社は、岡山空港の開港に向け、地元雇用の受け皿になる会社をつくろうと、馬屋上地区の町内会長ら地元の有志が出資し1987年に設立しました。主に、岡山空港の滑走路周辺を中心に約200万平方メートルの除草や清掃、修景管理業務、凍結防止、除雪作業などを行っています。また、岡山市立少年自然の家、岡山市日応寺自然の森(スポーツ広場)の指定管理者として、管理業務を展開しています。

毎年6月と11月頃に1カ月半かけて、草を刈っており、直径1.25メートルの円柱状に圧縮した草のロール(約500kg)が年間で1000~1200個できます。草のロールは、自社栽培する桃や、畑などの堆肥として再利用しているほか、地域の農家に無償で提供しています。

桃の規格外品は、収穫後すぐに砂糖水で煮てコンポートに加工し、冷凍保存します。日応寺自然の森スポーツ広場では、土・日曜日と祝日に営業しているキッチンカー「Piacevole MAYAKAMI(ピアチェーボレ まやかみ)」で、加工したコンポートを使ったピザやかき氷を販売し、食品ロス対策としてだけでなく特産品の有効活用と地産地消につなげています。「Piacevole」はイタリア語で「楽しい」を意味し、ここ馬屋上が楽しい地区になるようにとの願いを込めています。

【写真:無償提供している草のロール】

【写真:キッチンカー】

【写真:桃のかき氷】

【写真:桃のピザ】

CO2削減に取り組んだきっかけは。

経営方針に「地域と自然との共生」を掲げ、自然からの贈り物を育み、地産地消を進めることを推進しています。その中で、自然を守るために環境問題にも配慮したいと思い、2011年に岡山市の「グリーンカンパニー」ステップアップ部門に登録しました。環境保全に関する取り組み項目をまとめたチェックリストに基づき毎年目標を立て、達成に向けて取り組んでいます。特に、エアコンと照明などはこまめな管理を行い、お互いに「節電、節約」を常に呼び掛け合うなど社員の意識が変わってきています。

少年自然の家の「プレイホール」では、照明を順次LED照明に切り替えるなど環境への配慮が岡山市により進められています。小学生の「山の学校」の際にも、引率の先生と相談し、熱中症対策をしながら、適切な温度管理を行い快適な環境を提供できるよう努めています。

その他どのような活動をしていますか。

除草業務では、大型草刈り機や集草機、梱包機など、多くの特殊作業車を使います。燃料は主に軽油で、作業時間中はCO2を排出するため作業時間を極力短くするよう効率化に取り組んでいます。機械トラブルなどで作業が止まらないようにするためには、こまめなメンテナンスが不可欠で、定期点検以外にも、社員が率先して、機械の掃除や注油などを行っています。また、順番に環境性能の高い新型車両への入れ替えを進めることで、排気ガスの排出量が抑えられるほか、新しい車両を使うことで作業の効率化と社員のモチベーションアップにもつながっています。

【写真:福田社長】

【写真:梱包機】

今後の取り組みは。

これからもゼロカーボン化に向け、本社の完全LED化やソーラーパネルの設置などに取り組みます。地元採用が中心ですが、遠方から通っている社員もいるため、自家用車の買い替えの際には、EV車などの購入を促進するために会社から補助することも検討中です。

また現場作業についても、電動フォークリフトの活用・充電式バッテリーチェンソーや電動草刈り機も併用しながら、環境保全に努めます。今後も地元密着の企業として各事業活動を通じて、地域の人々に愛され、親しまれる会社を目指します。

観空産業株式会社

外観写真
会社概要
 称号観空産業株式会社
 所在地岡山市北区三和1375-14
 設立昭和62年8月
 代表者代表取締役 福田 泰人
 事業内容

岡山桃太郎空港とその周辺の除草・清掃と修景管理事業、果樹事業、指定管理事業

お問い合わせ

環境局環境部ゼロカーボン推進課

所在地: 〒700-8554 岡山市北区大供一丁目2番3号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1282 ファクス: 086-803-1423

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