グリーンカンパニー企業と取り組みのご紹介　Vol.10　服部興業株式会社

当社は、建築土木資材販売施工、ガソリンスタンドを中心とした石油製品販売、コンビニエンスストア（セブン－イレブン）運営、山林業など幅広い事業を展開しています。温暖化対策への取り組みは、2018年の創業200周年がきっかけです。次の100年を目指し、若手メンバーが集まったCSR委員会を通じ、社会貢献や持続可能な社会づくりについて学んでいく中でSDGsを知り、2018年4月7日に「服部興業グループ　SDGs宣言」を行い、取り組みをスタートしました。
2019年には、岡山市のグリーンカンパニーのステップアップ部門に登録。環境負荷を低減するための取り組み項目をまとめたチェックリストを使って運用し、「何でもできることからやっていこう」と、各部門がSDGs目標を立てて、全社で取り組んだこと、そしてその取り組みをまとめたCSRレポートの発行などが評価され「おかやまSDGsアワード2020」を受賞することができました。

林業は、注目度の高いCO2の吸収・固定につながる事業です。真庭市落合地区に400haの山林を所有しており、スギやヒノキの育林、間伐・伐採、地域の山主の委託作業を行っています。また、木材の販売を行うグループ会社「岡山木材市場」と協働して開催する木工教室や、山林内での環境教育を通じ、木の良さや用途についても発信しています。
山林の豊かな自然環境をつくるには、太陽光が林床に差し込むよう樹木の一部を伐採する間伐が必要です。それと合わせて植林が重要で、今年の3月29日に中学生らと植林を行いました。現在、多くの山林は伐倒期を迎えておりますが、伐採後の植林もしっかり実施していきたいと考えています。
また、これからの林業は、DX化がキーワードと考えています。デジタルツールによるデータ収集で在庫量の把握や、効率の良い作業方法などを研究し生産性を高めていきたいと思います。