ページの先頭です

共通メニューなどをスキップして本文へ

スマートフォン表示用の情報をスキップ

Language

住まいと暮らしに困りごとを抱えている人の居住定着を目指す相互支援・相談支援事業

[2019年2月1日]

ID:40776

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

居住支援

解決を目指す課題と現状

住まいと暮らしに困りごとを抱えている高齢者・障害者、刑余者、被災者、ひとり親世帯、生活保護受給世帯など(以下「地域居住定着要支援者」という。)は、地域とのつながりが希薄であることで先入観や偏見を持たれやすく、地域内での孤立や人間関係に困窮することが多く見受けられる。

地域居住定着要支援者と地域住民が日常的に支え合える環境づくりや社会福祉士等による専門的活動により、地域居住定着要支援者を地域住民の1人としてお互いの理解を図り、孤立する状態の解消を目指す。孤立状態の解消が、居住定着につながり、また、就労促進や定着、生活困窮状態の緩和や生活の安定にもつながる。

課題解決の方策

これまでホームレスや精神障がい者やその支援者などが主に利用していた「食」の機会を活用した既存の交流の場において、地域の住民が気軽に参加できる相互交流の場として取組を行う。その中で発せられた様々な生活上の困りごとや悩みについて、参加住民や専門職がともに考え、必要に応じて、居宅訪問などアウトリーチ活動も実施する。また、相談内容や対応状況を調査・分析し、公表する。

  • 地域交流の場の機能強化
  • 地域居住定着要支援者の訪問支援(アウトリーチ)
  • 調査・分析事業
  • 啓発事業
  • 地域居住定着要支援者の居住支援をすすめるネットワーク会議(仮称)の定例会の開催

スケジュール

  • 5月:交流拠点紹介チラシの作成、交流の場の相互見学、訪問スタッフの募集・登録、相談票集計、担当者打ち合わせ会議、相談表(調査シートの作成)、研究者との協議
  • 6月から12月:地域交流の場での相談対応等、居宅への訪問相談(随時)
  • 2月:フォーラム(成果報告)
  • 5月・7月・9月・11月・2月:ネットワーク会議、ニュースレター発行

実施団体と協働部署の役割分担

NPO法人岡山・ホームレス支援きずな合同提案団体 NPO法人おかやまUFE

  • 交流の場の提供と運営
  • 交流の場での地域居住定着要支援者への相談支援
  • 交流の場でのグループワークやピアカウンセリングの実施
  • 交流の場での交流促進、活性化
  • 訪問支援のスタッフの登録と育成、派遣
  • 交流の場、協力団体の開拓
  • 居住支援についてのニーズ収集・分析と課題提案
  • 啓発事業の企画・運営
  • ネットワーク会議の運営

協働部署 生活保護・自立支援課/住宅課

  • 関係部署との連携
  • 関係機関への協力依頼
  • 将来的な行政施策へ向けての情報収集
  • 地域住民等への当該取組の周知及び当該取組の目的を達成するために必要な啓発

提案書など

協働事業を振り返って

ESD・市民協働推進センターより

居場所に求められることを確認できた一方で、事業の課題もみえてきました

入居支援に携わる3つのNPOと2つの部署によって実施された実験的要素の強い事業として「食」を中心に据えることの効果や居場所に求められる具体的な要素などを確認できた一方で次年度以降の発展や施策提案には至らず、協働事業の可能性と難しさの両面を実感する結果となりました。

ひきつづき居場所同士の連携を模索していきます

モデル事業終了後もそれぞれの居場所は存続しており、連携も可能な状況となっているため、ひきつづき、地域のセーフティーネット拡充につながる居場所同士の連携方法を模索・試行していただきたいと思います。

事業報告書など

関連リンク