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地域協働フォーラム「地域力、発揮!」(協働のまちづくり展inイオンモール岡山)

[2018年2月6日]

ID:40748

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2017年10月18日(水曜日)、イオンモール岡山にて、地域協働フォーラム「地域力、発揮!」を開催しました。大型商業施設でのフォーラム開催は初めての試みでしたが、多くの参加者、発表者の皆様のおかげで活気にあふれた、学びの多い内容になりました。

「地域力、発揮!」

地域協働フォーラムは、地域の課題解決や持続可能な組織作りに取り組む市内外の事例に学び合うことを目的に2015年から開催しているもので、今年で3回目を迎えます。
今回の事例発表では、平島健康福祉委員会と平井学区地域づくり会議の取組からは住民自身が課題解決の主体になり、そのためのしくみづくりの重要性を学び、操明学区連合自主防災会と高倉自治協議会からは長期的かつ組織横断的な視野を持った事業計画の重要性を学び、高野尻村をつくる会と千の風棚田の里公園笑顔と元気プロジェクトからは地域資源を活用した持続可能な地域づくりについて学ぶことができました。

コーディネーターの2人

コーディネーターのお二人
(左)石原達也さん
(みんなの集落研究所代表執行役)

(右)水柿大地さん
(みんなの孫プロジェクト代表取締孫)

取組事例のポイントをお伝えします!

平島元気で輝き事業

平島健康福祉委員会/岡山市東区平島学区

平島元気で輝き事業

家事や買い物など日常生活の困りごとを住民同士で解決する「生活支援サービス」を展開中。地域での支え合いのしくみの必要性にいち早く気づき、丁寧な準備を進めてきた経緯やサービスのノウハウ、またリーダーの関わり方などが市内の先駆的な事例として注目されています。

操明学区防災フロント事業

操明学区連合自主防災会/岡山市中区操明学区

操明学区防災フロント事業

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マップづくりや防災訓練など単年度で完結する防災活動が多い中、5か年に及ぶ計画書に基づいて、防災訓練マニュアルの作成、要配慮者支援計画の策定、小学生の保護者に対するアンケートなどを進めているほか、地域内の企業、学校などの巻き込みや町内会単位での取組の促進など、長期的かつ広い視野で地域全体の防災力向上に努めています。

高野尻村をつくろうプロジェクト

高野尻村をつくる会/岡山市北区牧石学区

高野尻村をつくろうプロジェクト

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高齢化率100%の小さな集落の住民が中心となって「都市部にはないもの」、「都市部ではできないこと」を体験プログラム化して交流人口の増加に取り組んでいます。住民と参加者(村民)が対等な関係で、自らも楽しみながら活動を進めています。

千の風棚田の里公園笑顔と元気プロジェクト

千の風棚田の里公園笑顔と元気プロジェクト/久米南町誕生寺地区

千の風棚田の里公園笑顔と元気プロジェクト

地域資源(サイフォンと棚田)を活用して様々な体験・交流機会をつくっています。先人への敬意と次世代への継承意識が強くプログラムに反映され、関わる人たちの地域への愛着や誇りの醸成につながっているほか、参加費や商品の販売益などによって取組の持続可能性向上も図られています。

平井学区地域づくり会議

平井学区地域づくり会議/岡山市中区平井学区

平井学区地域づくり会議

平井学区地域づくり会議別ウィンドウで開くの情報はこちら。

人口減少、高齢化の影響が顕在化する以前から行政に頼らない地域づくりの必要性を感じ、小~中学校区の範囲で様々な組織が情報を共有しながら役割を分担する「小規模多機能自治」のしくみを取り入れています。地域に存在する様々な組織の構成員が一堂に会し、情報を共有しながら優先的に解決すべき課題と役割分担を決定しており、現在では「高齢者」、「子育て」の二つの専門部会が始動しています。

高倉の地域ビジョンづくり

高倉自治協議会/津山市高倉地区

高倉の地域ビジョンづくり

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地域の将来に危機感をもった住民と公民館が中心となって「総務」「子育て」「食と農」「地域の絆(高齢者支援含む)」の4つの部会を結成し、それぞれが意欲的で専門性の高い事業を実施しています。失敗に寛容で部外者を歓迎する姿勢が若い世代や女性の参加につながっており、担い手不足に悩む多くの住民組織に気づきと希望を与えるものとなっています。

フォーラムでの事例発表をお願いするにあたって数名の発表者から「自分たちはまだ何も成し遂げていない」と一度はお断りをいただいたものの、取組のノウハウだけでなく、地域に向き合う姿勢や考え方から勇気を得る参加者がおられることをお伝えして、なんとか登壇をご了承いただいた経緯があります。それもあってか、今回のフォーラムは各事例の発想、工夫などの独創性・先駆性以上に取組に関わる方々の継続的な努力や真摯な姿勢が強く印象に残る内容となりました。

なお、商業施設内の開かれた空間での開催ということもあって、発表者の皆様はいつも以上に緊張しておられる様子でしたが、丁寧に発表を行っていただいたことで買い物に来た人たちが足を止め、事例発表に聞き入る様子もうかがえました。

地域の課題解決に取り組む事例とそこに関わる方々の思いをより多くの方々に届けるために私たちもひきつづき、場の設定や運営について考えてまいります。

事例発表に学ぶフォーラム参加者の写真

事例発表に学ぶフォーラム参加者

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