新型コロナウィルス感染の影響により、例年、岡山県下の各消防本部から選りすぐりの精鋭が集結して、行われている岡山県消防救助技術大会が残念ながら中止となりました。
しかし、救助技術の維持向上を図るため、中消防署では、令和2年6月29日の月曜日に、中区桑野地内にある岡山市消防教育訓練センターにおいて、救助訓練署長査閲を実施しました。
実際の消防救助技術大会の際には、「応用登はん訓練」や「障害突破訓練」といった様々な種目が行われますが、中消防署としては、「ロープブリッジ救出訓練」と「はしご登はん訓練」の2種目を主に行っています。
「ロープブリッジ救出訓練」とは、要救助者を含めた4人1組で、向かいの塔まで水平に張られた20メートルのロープを渡り、取り残された要救助者を元の塔まで救出した後、向かいの塔から隊員も脱出するという離れた場所に取り残された要救助者を救出する訓練です。この訓練で、中消防署チームは昨年の全国消防救助技術大会において、なんと最高タイムで優勝しています!
「はしご登はん訓練」とは、隊員1人で行う訓練で、転落防止のための1本のロープを自身の体に結着した後、15メートルのはしごを登るという訓練です。
いずれの種目もタイムを競うものですが、種目ごとに「安全・確実・迅速」に行うための厳しいルールがあります。
どの訓練においても、実際の火災現場や救助現場で必要な技術なので、これらの訓練は現場活動にとても活きてきます。
今回の署長査閲では、各隊員が日頃の訓練の成果を存分に発揮することができました。
例年6月には、岡山市消防教育訓練センターで岡山県消防救助技術大会が開催されますので、このホームページを見て、少しでも消防救助技術大会に興味を持たれた方は、その雄姿を見に、また、迫力を肌で感じに来てください!所在地: 〒703-8208 岡山市中区今在家地先 [所在地の地図]
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