消防・建部カヌークラブ合同流水救助訓練を実施

　岡山市消防局中消防署では、令和2年5月23日（土曜日）、岡山市北区建部町福渡地内旭川カヌー競技コースにて、建部カヌークラブと合同で流水救助訓練を実施しました。

　中消防署の救助隊は、河川や流水域での救助活動を専門的に行っている流水救助隊です。流水救助隊として河川での救助活動が多く想定されることから、流水救助活動に必要なボート操船技術の向上を目指して今回の訓練を企画し、建部カヌークラブとの合同訓練を実施しました。

みなさんは、ボート操船訓練と聞いてどのようなイメージを持たれますか？

「楽しそう」、「簡単そう」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし．．．

ボート操船は、思っている以上に過酷で難しいものなのです。

今回の訓練で改めて実感したボート操船の奥深さ、また、その中で得た知識についてお伝えしたいと思います。

なんといっても今回の訓練の収穫は、河川の性状を読む力を養うことができたことです。「複雑な川の流れを読み、安全なルートを選択し、操船する」と言葉にすれば当たり前のように感じますが、いざ実践するのはとても難しい！

指導して頂くカヌー競技者の方に中署が保有するボートへ乗船してもらい、指導を受けながら操船訓練を行うことで、流れを先読みして舵を取るコツを掴むことができました。

　また、パドル操作の専門知識を学べたことも大きな収穫でした。

カヌー競技者が川の流れに合わせてボートを自在に操る様子は圧巻で、それを支えるパドル操作技術がいかに大切かを知ることができました。

パドル操作については、これからも継続して訓練を続け、習熟する必要がありますが、救助隊員全員が建部カヌークラブの方のようなパドリングができるよう頑張って訓練していきます。

乞うご期待です！

最後になりましたが、今回の合同訓練で指導して下さった建部カヌークラブのみなさん、誠にありがとうございました。学んだ知識と技術を現場活動で活かせるようこれからも訓練を続けていきます。