新着情報
岡山市内の感染症発生動向
NEW【速報】定点把握疾患(週報告)令和6年第48週(11月25日から12月1日)
定点把握疾患(週報告)の総評 令和6年第48週(11月25日から12月1日)
インフルエンザ
- 第48週の報告は95件(定点あたり4.32)で、第47週の報告35件(定点あたり1.59)から約3倍に増加しました。
- 全国平均は定点あたり2.36(前週1.88)、岡山県平均は定点あたり1.73(前週1.37)と増加しました。県下でインフルエンザ注意報が発令中です。全国では、インフルエンザApdm09が多く検出されています。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)
- 第48週の報告は20件(定点あたり0.91)で、第47週の報告13件(定点あたり0.59)から増加しました。
- 全国平均は定点あたり1.81(前週2.42)、岡山県平均は定点あたり2.62(前週2.20)と増加しました。全国では3週連続、岡山県では4週連続で定点当たり報告数が増加しており、今後の感染拡大が懸念されます。
令和5年5月8日以前の感染者の発生動向は下記ホームページをご参照ください。 「新型コロナウイルスの岡山市内における感染者の動向(令和5年5月8日以前)」
マイコプラズマ肺炎
手足口病
- 第48週の報告は28件(定点あたり2.00)で、第47週の報告19件(定点あたり1.36)から増加しました。
- 全国的には33週ごろから再び増加に転じていましたが、現在減少傾向です。
- 過去には、2011年には定点当たり最大17.36、2019年には定点当たり最大16.79の大きな流行がありました。今年は、28週時点をピークとした2011年や2019年の流行を上回る過去20年間で最大の流行がありました。
- 手のひら、足の裏、口の中や唇に2~3mmの水ぶくれ様発疹が現れます。症状が落ち着いても便中に4週間程度排泄されます。
- 手足口病の原因となるウイルスはアルコール消毒が有効ではありません。手洗いを習慣づけ、感染防止に努めましょう。
伝染性紅斑
- 第48週の報告は0件(定点あたり0.00)で、第47週の報告は0件(定点あたり0.00)から変化ありませんでした。
- 2019年後半から2020年前半以来、流行はありませんでしたが、全国では今年9月頃から報告数が増加しています。(岡山市内での報告はなし。)
- 妊娠中に感染すると、流産や胎児水腫などをひきおこす可能性があります。妊婦の方は特に注意してください。
定点把握疾患(週報告)の発生動向令和6年第47週(11月18日から11月24日)
週報グラフと患者数のダウンロード
週報第48週(令和6年11月25日から12月1日)
定点把握疾患(月報告)
全数把握疾患(1類から5類全数把握疾患)
第48週(令和6年11月25日から12月1日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。
- 2類:結核 1件(10代未満女性1名)
- 3類:腸管出血性大腸菌感染症 1件(50代女性1名)
- 5類:急性脳炎 1件(10代男性1名)
- 5類:劇症型溶血性レンサ球菌感染症 1件(70代女性1名)
- 5類:侵襲性肺炎球菌感染症 1件(60代男性1名)
- 5類:梅毒 2件(40代男性2名)
第47週(令和6年11月18日から11月24日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。
- 2類:結核 1件(70代女性1名)
- 5類:梅毒 5件(10代女性1名、40代男性4名)
第46週(令和6年11月11日から11月17日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。
- 2類:結核 4件(30代女性1名、40代男性1名、70代男性1名、90代男性)
- 4類:レジオネラ症 1件(70代女性1名)
- 5類:侵襲性肺炎球菌感染症 1件(60代女性1名)
- 5類:急性弛緩性麻痺 1件(10代未満女性1名)
- 5類:梅毒 5件(10代男性1名、20代男性1名、40代男性2名、50代男性1名)
第45週(令和6年11月4日から11月10日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。
- 4類:日本紅斑熱 2件(70代女性1名、80代女性1名)
- 4類:レジオネラ症 2件(30代男性1名、70代男性1名)
- 5類:梅毒 3件(50代男性3名)
第44週(令和6年10月28日から11月3日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。
- 2類:結核 3件(30代女性1名、80代女性1名、90代女性1名)
- 5類:アメーバ赤痢 1件(60代男性1名)
- 5類:侵襲性インフルエンザ菌感染症 1件(10代未満女性1名)
- 5類:水痘(入院例) 1件(20代女性1名)
- 5類:梅毒 1件(30代男性1名)
第43週(令和6年10月21日から10月27日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。
- 2類:結核 2件(20代男性1名、90代女性1名)
- 4類:日本紅斑熱 1件(70代男性1名)
- 5類:カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症 1件(70代男性1名)
- 5類:侵襲性インフルエンザ菌感染症 1件(70代男性1名)
- 5類:水痘(入院例) 2件(10代男性1名、50代男性1名)
- 5類:梅毒 6件(20代女性1名、30代男性1名、40代男性3名、50代男性1名)
第42週(令和6年10月14日から10月20日)に届け出のあった全数把握疾患は以下の通りです。
- 2類:結核 1件(20代男性1名)
- 4類:レジオネラ症 1件(50代男性1名)
- 5類:ウイルス性肝炎 1件(20代男性1名)
- 5類:劇症型溶血性レンサ球菌感染症 1件(60代女性1名)
- 5類:梅毒 5件(10代女性1名、40代男性4名)
(医療機関向け)各類疾患の届出基準と届出様式
届出を要する疾患
1類、2類、3類、4類疾患はいずれも、患者確定例、無症状病原体保有者ともに診断した医師は、直ちに届出ください。
5類全数疾患を診断した医師は、7日以内に最寄りの保健所にお届けください。ただし、麻しん、風しんについては診断後直ちに届け出てください。
届出に関するお知らせ
- (平成30年5月から)急性弛緩性麻痺が5類感染症(全数把握疾患)に追加されました
関連情報(感染症発生動向)