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平成19年9月提案理由2

[2010年1月21日]

ID:14436

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平成18年度岡山市・建部町・瀬戸町の各種会計決算に対する市長提案理由説明要旨

ただいまご上程になりました平成18年度の一般会計,13特別会計及び4事業会計の決算,建部町の一般会計,11特別会計及び1事業会計の決算並びに瀬戸町の一般会計,8特別会計及び1事業会計について,その概要をご説明申し上げます。

まず,平成18年度普通会計の決算状況などから見た本市の財政状況についてです。これは,合併地区である建部町,瀬戸町分を含んだものとなっております。

財政状況を示す指標のうち,公債費比率は22.7パーセントで,前年度より0.6ポイント改善し,起債制限比率は16.8パーセントで,前年度より0.2ポイント悪化し,経常収支比率は92.4パーセントで,前年度から1.7ポイント改善しております。
また,実質公債費比率は23.1パーセントで,前年度より1.9ポイント悪化しました。この指標は平成17年度決算から新たに導入され,18パーセント以上の場合には地方債の発行に県の許可が必要となるもので,中核市37市の中で昨年に引続き最下位という状況です。
この実質公債費比率が高い要因として,市債の元利償還である公債費が多額であること,また下水道事業などの公営企業会計への繰出金が多額になっていることに加え,平成18年度決算から,土地改良事業に係る償還元金の土地改良区への助成分が新たに算定の対象になったことがあげられます。
また,貯金である財源調整のための基金残高は,約133億円となりました。一方で借金である市債残高についても,合併による規模の拡大などにより,一般会計,特別会計,事業会計を合わせて6,334億円になり,この市債残高に債務負担行為に係る752億円を加えると,7千億円を超える状況になっております。
平成18年度決算は,私が市長に就任してから初めて1年間を通じて編成した予算に対する決算です。平成18年度当初予算では,マイナスシーリングの設定や借入抑制などによる市債残高の減少などに努め,財政健全化に向けた編成を行いました。その結果として,この決算には,予算に反映させた行財政改革の成果が表れ始めてきており,経常収支比率や公債費比率が改善するなど,一定の体質改善,財政健全化に結びついております。
しかし,財政指標や市債残高の水準からみても,また,扶助費等福祉関係費が今後も増加すると予想されることから,財政状況は依然として厳しい状況であると認識しております。このため,今年度,長期的な視点を踏まえて抜本的な改革を推進するため新岡山市行財政改革大綱長期計画編を策定し,併せて同短期計画編の改定を行う一方,中長期にわたって市民の皆様と共有する将来都市像を描くため都市ビジョンを策定したところです。今後,平成27年度には人件費比率を18パーセント台に,経常収支比率を中核市の中位程度にすることを目指して,行財政改革に果敢に取り組み,着実に財政の健全化を推し進めるとともに,都市ビジョンで体系化した政策の下で,選択と集中による施策と事務事業の展開を図り,都市間競争に負けない活力ある岡山市を目指してまいる所存です。

以上,平成18年度の決算に関連して,本市の財政状況について述べさせていただきました。

続いて,会計別に決算の概要をご説明いたします。

まず,岡山市の一般会計などの決算についてです。これには,平成19年1月22日の合併日以降の建部町及び瀬戸町から引き継いだ予算に対する決算を含んでおります。

はじめに,一般会計の収支についてですが,歳入総額は2,235億円余,歳出総額は2,185億円余で,収支差し引き50億円余の黒字となっております。これから翌年度へ繰り越すべき財源8億円余を除いた実質収支は41億円余となっており,このうち22億円を財政調整基金に積み立て,残り19億円余を平成19年度へ繰り越しております。
次に,歳入については,前年度に比べ151億円余,6.3パーセントの減少となっております。
歳入の主なものは,歳入総額の46.4パーセントを占める市税で,1,037億円余と前年度に比べ22億円余,2.2パーセント増加しております。これは,3年に1度の評価替えに伴う固定資産税及び都市計画税の減少があったものの,税制改正等に伴う個人市民税の増加及び企業収益の改善による法人市民税の増加がこれを上回ったことによるものです。
なお,市税徴収率は92.8パーセントで,前年度より0.9ポイント改善しております。
一方,地方交付税は284億円余で,前年度に比べ30億円余,9.7パーセントの減少,国庫支出金は248億円余で,前年度に比べ13億円余,5.3パーセントの減少,市債は199億円余で,前年度に比べ98億円余,33.1パーセントの減少となっております。

次に,歳出については,前年度に比べ137億円余,5.9パーセントの減少となっております。
歳出の主なものを申し上げますと,総務費は197億円余で,平成17年度にデジタルミュージアムの整備や地域振興基金の積み立てなどがあったことから,前年度に比べ96億円余,32.8パーセントの減少となっております。
民生費は676億円余で,歳出総額の31.0パーセントを占めており,保険医療会計への繰出金や児童手当,対象年齢を引き上げたことによる乳幼児医療費の増加などにより,前年度に比べ21億円余,3.3パーセントの増加となっております。
消防費は70億円余で,消防無線中継所整備工事などにより,前年度に比べ4億円余,6.1パーセントの増加,また,土木費は346億円余で街路事業費の増加や道路橋りょう費の減少などにより,前年度に比べ6,700万円余,0.2パーセントの増加となっております。

続いて,特別会計について,主なものをご説明いたします。

まず,下水道費特別会計については,歳入381億円余,歳出375億円余で,差し引き6億円余を繰越事業の財源として翌年度へ繰り越しております。歳入は,前年度より15億円余,4.2パーセント増加しており,歳出は,前年度に比べ16億円余,4.6パーセント増加しております。なお,一般会計からの繰入金は125億円余となっております。
次に,国民健康保険費特別会計については,歳入586億円余,歳出588億円余で,差引2億円余の赤字となっております。なお,一般会計からの繰入金は46億円余となっております。

次に,介護保険費特別会計については,歳入379億円余,歳出362億円余で,差引17億円余は全額を翌年度へ繰り越しております。なお,一般会計からの繰入金は51億円余となっております。

続いて,事業会計について,主なものをご説明いたします。
まず,病院事業会計については,収益的収支においては,3病院の合計で収入額84億円余,支出額85億円余で,差引1億円余の赤字となっております。
また,資本的収支においては,3病院合計の収入額9億円余,支出額10億円余となっており,収支不足額1億円余については,主に損益勘定留保資金などで補てんしております。
なお,一般会計からの繰入金については,収益的収入において8億円余,資本的収入において4億円余の合わせて12億円余となっております。

次に,水道事業会計については,収益的収支において,収入額149億円余,支出額141億円余で,差引7億円余の黒字となっております。
また,資本的収支においては,収入額31億円余,支出額77億円余で,収支不足額46億円余については,損益勘定留保資金などで補てんしております。
なお,一般会計からの繰入金については,収益的収入において2億円余,資本的収入において2億円余の合わせて5億円余となっております。

次に,市場事業会計については,収益的収支において,収入額9億円余,支出額8億円余で,差引6,100万円余の黒字となっております。
また,資本的収支においては,収入額1億円余,支出額3億円余で,収支不足額2億円余については,損益勘定留保資金などで補てんしております。
なお,一般会計からの繰入金については,収益的収入において2億円余,資本的収入において1億円余の合わせて3億円余となっております。

次に,建部町及び瀬戸町の一般会計などの決算についてです。これらは,平成19年1月22日に行われた編入合併までの,いわゆる打切り決算です。

建部町の一般会計の収支については,歳入総額は34億円余,歳出総額は30億円余で,収支差し引き3億円余の黒字となっており,特別会計については建部町住宅新築資金等貸付事業特別会計ほか10の特別会計,事業会計については水道事業会計のみとなっております。

また,瀬戸町の一般会計の収支については,歳入総額は46億円余,歳出総額は44億円余で,収支差し引き2億円余の黒字となっており,特別会計については瀬戸町国民健康保険特別会計ほか7つの特別会計,事業会計については水道事業会計のみとなっております。

以上をもちまして,平成18年度の一般会計,特別会計及び事業会計決算の概要説明を終わらせていただきます。
なにとぞ厳正にご審議いただき,ご承認を賜りますようお願い申し上げます。

報告に対する市長提案理由説明要旨

ただいまご上程になりました報告についてご説明いたします。

まず,報第60号は,御津合併特例区協議会において認定された平成18年度御津合併特例区一般会計歳入歳出決算について報告するものであり,報第61号は,灘崎町合併特例区協議会において認定された平成18年度灘崎町合併特例区一般会計歳入歳出決算について報告するものです。

次に,報第62号は,建部町合併特例区協議会において認定された平成18年度建部町合併特例区一般会計歳入歳出決算について報告するものであり,報第63号は,瀬戸町合併特例区協議会において認定された平成18年度瀬戸町合併特例区一般会計歳入歳出決算について報告するものです。

なにとぞよろしくお願いいたします。

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