平成19年4月1日に「岡山っ子育成条例(岡山市市民協働による自立する子どもの育成を推進する条例)」が施行されました。
この条例に基づいて、市民一人一人がそれぞれの立場で、「岡山っ子」育成のために取り組む「行動指針」をつくりました。
作成に当たっては、家庭、学校園、地域社会及び事業者の代表者19人の委員から成る「岡山っ子育成条例推進会議」を設置して審議し、教育委員会はもとより、市議会からの意見も反映しながらつくりました。
あわせて、「岡山っ子育成条例」に掲げた8つの視点に沿って、岡山市が特に推進していく事業についての「行動計画」も策定しました。
市民の皆さんは、ふだんの生活や事業活動のなかで、できることから行動をおこしてください。そうすれば、あなたの目の前の子どもたちは大きく成長します。
家庭、学校園、地域社会及び事業者に関わる団体の代表者によって構成された「推進会議」により策定された「行動指針」と、市が進める取組を示した「行動計画」によって、岡山っ子育成条例が目指す「市民協働による自立する子どもの育成」を推進していきます。
「岡山っ子育成条例」が「絵にかいた餅にならないように」推進会議を設置して、行動指針を策定することが条例に盛り込まれました。
市民の皆さんが子どもと接する立場や状況はさまざまです。そこで、ふだんの生活や事業活動の中で取り組んでいく具体的な行動の目安として「行動指針」をつくりました。
市民の皆さんが日々取り組んでいく「行動指針」と市が取り組んでいく「行動計画」があいまって、子どもたちは自立に向かって大きく成長していきます。
行動指針は、家庭、学校園、地域社会そして事業者ごとに6つの具体的な行動モデルからなっています。
あいさつは,コミュニケーションの入り口です。ここから子どもの社会が始まります。
きちんと向き合う時間をとることで,子どもは親の愛情を実感します。
責任感をもち行動することで,役立ったという実感がわき,次のやる気を育てます。
小さな困難や失敗といったさざ波を乗りこえる体験が大切です。
手の出しすぎや過保護は子どもの自立へのブレーキになります。
叱ることで社会のルールを教え,ほめてやることでやる気を引き出します。
社会のルールは,まず親が教えましょう。
子どもも親も,多くの人とのふれあいで,心が豊かになります。
学力やその基礎となる力を育てることは,学校園の基本的な使命です。
共に生きる態度は,集団活動の中で育てられます。
健康な心と体づくりも学校園の使命の一つです。
豊かな心は,豊かな経験を通して身に付きます。
働く喜びは,人とのかかわりの中から育まれます。
信頼は,地域に支えられる学校園づくりの第一条件です。
あいさつは,人と人とのふれあいが深まる始まりです。
地域の一員としての自覚をもって参画できるように,行事の活性化を図ることが大切です。
地域の子どもたちは地域で育みます。声かけはその第一歩です。
子どもたちは,日常的なルールやマナーを大人から学びます。
地域のみんなが集まって顔見知りになれば,自然に人の輪が広がります。
子どもが安心して暮らしたり,楽しく遊んだりすることのできる地域が求められています。
安全・安心の確保と環境美化に努めることは,地域社会の一員でもある事業者の役目です。
学校教育との連携は未来の人人の育成に向けた大きな力となります。
社会貢献は事業者の大きな役割の一つです。
働く保護者への積極的な支援は,健全な子どもの育成につながります。
職場の地域社会への快方は,地域社会とのつながりをもつ第一歩です。
事業者の連携を密にし,健全な子どもの育成に関して,相互啓発に努めることは,地域社会の一員でもある事業者の役目です。
子どもたちを取り巻く環境は,一人一人大きく異なっています。
また,私たち大人の,子どもたちへの思いもさまざまです。
そこで,あなただけの,目の前の子どもたちにとって必要と思われる,そして,今の立場からみた,あなただけの「私の行動指針」をつくって,実践してみませんか。
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