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高校生(岡山後楽館高等学校)

[2017年3月31日]

ID:38453

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なりたい自分を自分でつくる岡山後楽館高校

韓国の学生と岡山後楽館高校の生徒の写真

学校データ

岡山市立岡山後楽館高校は、岡山市で唯一の市立高校として1999年に開校しました。また、岡山後楽館中学校・高等学校としては、公立で全国初の併設型中高一貫教育校でもあります。
本校は建学の精神として「自主・自律」を掲げていて、生徒は普通科目と専門科目の中から学びたい科目を選び、自分だけの時間割で学習することができます。その選べる科目の中でも特に国際理解教育に力を入れています。岡山市が独自に外国語指導助手を招き、語学教育や海外修学旅行を通じて、異文化理解や国際交流を推進しています。

今回は、韓国の学生と岡山後楽館高校の生徒の交流の様子を取材しました。

ESDを通じた岡山と韓国のつながり

今回の交流は、韓国の統営(トンヨン)市と岡山市がともにRCE認定都市であることから、トンヨン市側から岡山市に交流の提案があり実現しました。
RCE(Regional Centre of Expertise on Education for Sustainable Development)とは、“持続可能な開発のための教育に関する地域の拠点別ウィンドウで開く”と定義され、ESD活動を支えるための情報、経験を蓄積する役割も果たしています。
トンヨン市はRCE認定都市としてBTW(Bridge To the World)と呼ばれる、仲間と協力して夢を捜すことを通して、能力形成とグローバルシティズンシップの育成を目指すプログラムを実施しています。

交流会

今回は、岡山後楽館高校で韓国語を履修している1年生の中から選抜された6人が、トンヨン市の学生・指導員6人と交流をしました。岡山後楽館高校で韓国語を教えている安先生の指導の下、まずは岡山後楽館高校の学生が岡山の特産品や名所について発表しました。桃太郎の話を紹介すると、韓国では桃太郎はきびだんごの代わりに干し柿を渡して仲間を増やす話だそうで、お互いの文化の違いに驚いていました。

岡山で有名な桃やマスカットを紹介している様子

岡山で有名な桃やマスカットを紹介

最上稲荷について説明している様子

最上稲荷について説明

次に、岡山後楽館高校の生徒とトンヨン市の生徒が2人1組に分かれて、お互いの国の言語で自己紹介や挨拶の練習をしました。ジェスチャーを加えながら楽しく韓国語と日本語を学びました。

日本語での自己紹介に挑戦している様子

日本語での自己紹介に挑戦

韓国語で「おはよう」の挨拶をしている様子

手を振りながら韓国語で「おはよう」

そして、今度はトンヨン市の生徒が自分たちのことを発表しました。
彼らは、トンヨン市を持続可能な街にするための策として、観光に焦点を当てました。そこで、「トンヨン市の伝統、文化観光地を知らせる」というテーマを掲げ、「スタンプツアー」と「青少年の文化解説者の育成」を行っています。
スタンプツアーとは、伝統的な文化観光地を巡りながら、各観光地の記念スタンプを集めてもらうプログラムです。また、青少年の文化解説者とは、青少年が地域の歴史や文化を勉強し、観光客に観光地について解説するプログラムです。青少年はトンヨン市の伝統や歴史について勉強することができる一方で、観光客はトンヨン市について学ぶことができます。

スタンプツアーの冊子の写真

スタンプツアーの冊子

学生たちの写真

ツアーの内容も学生たちで考えます

岡山後楽館高校の生徒たちは、熱心に話を聞き、自分たちも何かしたいと話し合うなど、とても刺激を受けていました。交流会の後は一緒にお昼ご飯を食べながらお互いの文化や習慣などについて話していました。

お昼ご飯を食べている様子

お昼になる頃にはとても仲良くなっていました

今回の交流で、岡山後楽館高校の生徒は、自分たちと同世代の子たちが頑張っている姿を知ることで、自分を見つめ直すきっかけにもなりました。韓国語を学び、実際に韓国の生徒と交流することで、より韓国に興味を持つと同時に、日本の魅力や自分たちが社会に対してできることを考えるきっかけになりました。

岡山後楽館高校 古川季靖 先生

今回のトンヨン市との交流は、生徒にとって意義深いものになったと思います。また、岡山市からこのような交流の機会をいただき、感謝しております。
今回交流した生徒は、韓国語履修者の1年生で構成しました。普段学習している韓国語を活かすことができ、生徒にとっては充実した時間になったように思います。今後は、生徒たちがトンヨン市の学生の取り組みから彼らの思いを汲み取り、その経験が今後の学習活動に活かされることを期待しています。

ESDマン

国際交流を通じて、なりたい自分を見つめ直す機会になったんだね!

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