
[2026年4月1日]
ID:80969
令和8年3月14日(土曜日)、岡山市勤労者福祉センターにて、令和7年度地域協働フォーラム「学校との『協働』で花咲く地域づくり 地域×学校 リアルに効く!現場の知恵大公開」を開催しました。
近年、地域コミュニティの希薄化や担い手の高齢化、学校現場が抱える課題の多様化などを背景に、地域と学校が協働し、子どもたちの学びや成長を支えるとともに地域づくりにもつなげていこうとする取組が広がっています。本フォーラムでは、岡山市・瀬戸内市・総社市の実践事例をもとに、地域と学校の協働の取組やその意義について共有しました。
■タイトル:学校との「協働」で花咲く地域づくり 地域×学校 リアルに効く!現場の知恵大公開
■日時:令和8年3月14日(土曜日)13時30分から15時30分
■場所:岡山市勤労者福祉センター 4階 大会議室
■参加者:21名
邑久高等学校の生徒による探究学習の取組として、地域の祭りをテーマにした活動について発表がありました。生徒たちは瀬戸内市の祭りの現状や課題について調査し、実際に祭りに参加したり、秋祭りの実施に向けた会議や踊りの練習を見学したりするなど、地域の方々への聞き取りを重ねながら理解を深めてきました。
そのうえで、祭りを今後も継承していくための方法として、SNSを活用した情報発信や絵本の制作、デジタル技術を活用した記録・保存など、若い世代ならではの視点によるさまざまなアイデアが提案されました。

清音地域づくり協議会が実施する「こどもチャレンジウォーク」の取組について紹介がありました。地域の子どもたちのために何かしたいという思いはあっても、地域活動に関わるのは大人が中心となりがちです。そこで、子どもたちに近い世代である高校生や大学生にボランティアとして参加してもらうことで、活動に新しい視点や活気が生まれているとのことでした。
大学では演習科目として、高校では地域貢献活動として参加するなど、学校側にも参加する目的や意義がある形で連携が行われています。一方で、特に大学との連携については担当教員との関係に依存する部分もあり、異動などによって連携が途切れてしまう可能性があることが課題として挙げられました。

山陽学園大学の学生と、玉島高校・玉島工業高校・山陽学園高校の生徒が連携して行っている地域活動「タマシマリバイバル」の取組について紹介がありました。玉島の高校生や大学生が地域の魅力を感じられる場をつくることを目的に、地域と学校が協働してさまざまな活動を展開しています。
学校と連携する際には、大学や高校にある地域連携の窓口に相談することが一つの方法であることや、学生を「無料で使える人員」と考えるのではなく、地域と学校の双方にとって意義のある関係を築くことが重要であるといった留意点も示されました。
また、地域と学校という異なる領域がつながるためには、両者をつなぐ役割を担う人や仕組みが重要であることが紹介されました。境界を越えて人やチームをつなぐ橋渡し役を「バウンダリースパナー」、異なる分野や立場をつなぐ媒介となる物や場所、会議などを「バウンダリーオブジェクト」と呼び、こうした存在が協働を進めるうえで重要な役割を果たすことが説明されました。

事例発表の後には、登壇者も交えてグループごとに意見交換を行いました。参加者からは、活動をどのように継続していくか、地域と学校の関係性をどのように保っていくかといった点について多くの意見や質問が出され、各グループで活発な議論が行われていました。
また、発表を聞いて感じたことや疑問を共有することで、参加者それぞれが地域と学校の協働について理解を深める機会となりました。

今回のフォーラムでは、地域と学校の協働について具体的な実践を共有し、それぞれの活動に活かす視点を得る機会となりました。
ESD・市民協働推進センターでは、地域や分野を越えた人や活動が出会い、対話する場づくりに取り組んでいます。今後も、こうした出会いや対話の場を通して、地域の多様な主体がつながり、新たな取組が生まれていくよう努めてまいります。
以上
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