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万の富を探す会

[2023年6月8日]

ID:50531

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令和5年3月19日、岡山市東区の万富公民館にて「観光ボランティアガイド養成講座閉講式(認定証授与式・記念講演)」が執り行われました。会場に集まった約60名の参加者が新たなボランティアガイドの門出を祝い、これからの活躍に期待を膨らませる春らしい時間となりました。

参加者が話を聞いている様子
会長が話をしている様子

参加者は25名の講座受講生のほか、講座を主催した「千種まちづくり協議会」のメンバーと地域住民を中心に岡山市職員、マスコミ関係者など多岐に渡り、年齢層も小学生から高齢者まで、非常に幅広い参加者で構成されていました。

式の冒頭で千種まちづくり協議会代表の伊永会長より、関係者への感謝の言葉が贈られました。そして、受講者に対して「皆さんが活躍されるのはこれからです。宗堂桜(※)はすでに開花を心待ちにしている状況です。私たちは宗堂桜を見に来られた方々に千種の魅力を伝えて帰ってもらう必要があるのです。」とガイドの役割と意義をあらためて確認されました。そして、受講者一人一人に認定証とピンクのスタッフジャンパーを手渡し、固い握手を交わしながら一年に渡る講座での苦労をねぎらい合いました。

その後、受講者代表として伊永せつ子さんから「地域の魅力を再認識でき、とても楽しい講座でした。4月からはガイドとしてがんばりたい。」と心強いメッセージが述べられ、認定証授与式を閉会しました。

 ※宗堂桜:開ききらない花びらがあることが特徴の八重桜の一種。宗堂地区の住民の努力により数株の母木が現存している。

認定証授与式の様子
記念講演をしている様子

続いて、おかやまアナウンス・ラボ株式会社代表取締役の森田恵子さんによる「記念講演」が行われました。これは、4月から観光ボランティアガイドとして活躍される受講生に「話し方・伝え方」を学んだうえで、自信を持って第一歩を踏み出してもらいたいという主催者の計らいによる企画でした。

講師の森田さんから「『伝えた』と『伝わった』は違う。いつも聞く人の立場を考えて伝えることが重要です。」とのアドバイスをいただいた後、小学生の受講者を対象としてガイドのロールプレイが行われました。人前でガイドを披露することの緊張感を感じながらもそれぞれが相手の反応を確かめながら、自分の言葉で千種の魅力を伝えることを経験し、少し自信を付けられていたように見えました。

子どもがガイドをしている様子



完成した「千種学区たんけんマップ」

マップの写真

なお、千種学区まちづくり協議会による「観光ボランティアガイド養成講座」は令和5年度も継続されることが決定しており、さらに多くのボランティアの養成とDVD教材の開発などが予定されています。また、岡山市においても東大寺の建立等に関連の深い全国の市町村で構成される「東大寺サミット」への参加が決まり、「東大寺瓦窯跡」の歴史的価値の向上や千種学区への観光振興へつながる期待が高まっています。

この事業のすばらしいところとしては、郷土愛の醸成と観光振興を両立させていること、また、岡山市との連携を視野に入れ、複数年計画に基づいて計画・実施されていることなどが挙げられますが、一番は千種学区まちづくり協議会の皆さんの情熱ではないかと思います。協議会の皆さんの情熱が周囲の住民や関係者を巻き込み、多くの人たちの協力を引き出すことで、専門性の高い講座内容、学びやすい環境づくり、幅広い年齢層の参加などが実現されているように感じました。たくさんのボランティアガイドさんが活躍することで千種学区の情熱が岡山市全域に広がっていくことを期待しています。