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生活支援事業の連携

[2023年6月8日]

ID:50530

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去る2023年1月30日、区づくり推進事業(地域活動部門)にて、生活支援サービス(※)事業を実施されている3つの団体「旭竜学区支え合い推進協議会/中区」、「とみやま助け合い隊/中区」「平島健康福祉委員会/東区」(以上、五十音順)による交流会が開催されました。

会議をしている様子


※生活支援サービスとは?

高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられるように、地域住民が担い手となって、「見守り」、「外出支援」、「買い物」、「掃除・ゴミ捨て」等をサービスとして提供する事業のことです。

生活支援サービスの充実と高齢者の社会参加

出典:厚生労働省

生活支援サービスの重層的な提供のための体制づくりは「介護予防・日常生活支援総合事業」として全国的に展開されており、岡山市では岡山市と岡山市社会福祉協議会が中心となって担い手となる組織の結成や事業開始を支援されています。


はじめに、それぞれの団体より活動の報告が行われました。3団体は以前から情報を共有されているため体制には共通する部分も多くありますが、地域が違えば世帯数もニーズの内容も大きく異なり、実績には以下のような違いが見られました。

各団体の実績

団体名(五十音順)

区づくり推進事業の

実施期間

サポート件数(R4実績)

特徴

旭竜学区支え合い推進協議会

2年(令和3年度から)

1,201件

サポーター 26名

ゴミ出しのニーズが多い

とみやま助け合い隊

4年(令和元年度から)

331件

サポーター 55名

ゴミ出しのニーズが多い

平島健康福祉委員会

7年(平成28年度から)

40件

サポーター 21名

カフェ、体操など幅広いニーズに対応


また、サポーター(サービスを提供する方々)の登録状況にも地域差があり、「リピーターによる指名の多いサポーターと機会のないサポーターがいる。」や「ニーズに対して人数が足りない」など、それぞれに悩みを抱えておられることがわかりました。いずれもすぐに解決できる問題ではありませんが、このような機会を通じて情報・助言を交換できる、事前の備えが可能になる、などのメリットがあります。

「旭竜学区支え合い推進協議会」の瀧本副会長

「とみやま助け合い隊」の難波事務局長

「平島健康福祉委員会」の柿崎会長

今回の交流会は「富山公民館」と「とみやま助け合い隊」が2団体に呼び掛けて実現したとのことです。区づくり推進事業においてはこれまでに伝統芸能の継承を目的としている「建部町伝統芸能伝承保存会」と「御津獅子舞継承活動実行委員会」による情報交換や広報協力が行われていましたが、3団体による連携ははじめての試みではないかと思われます。  

自らの経験や知識を積極的に他者に共有して、市内全域の課題解決に貢献しようとする各団体とそれをサポートする公民館の発想・行動力に大変感銘を受けました。ESD・市民協働推進センターでは、このような事業者間連携を積極的に促し、応援していきたいと思います。