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5課(+1組織)の『庁内協働!?』による『マンション暮らしのプラットホームづくり講座』が実施されました!

[2023年4月20日]

ID:49098

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2022年8月28日(日曜日)、9月11日(日曜日)、9月25日(日曜日)にマンションの居住者同士の交流や支え合い活動を促進することを目的とした連続講座が開催されました。全国的にマンションの高経年化と居住者の高齢化が進んでいる現在、居住者と周辺住民の安全・安心な住環境が維持できなくなることを懸念した住宅課が、マンションの居住者を対象として企画したものですが、管理体制、設備、財務など居住者のニーズが高いテーマを扱うものではなく、居住者同士のコミュニティ形成の方法を全3回に渡って学ぶというユニークな内容の講座となりました。

このような企画が生まれた要因は、講座のテーマ(コミュニティの形成)に関連の深い住宅課以外の部署が企画・運営へ参加したことにあります。地域共生社会を推進している保健福祉企画総務課、支え合いの地域づくりを推進している地域包括ケア推進課、住民の防災活動を啓発・支援している危機管理室、市民と行政の協働を推進している市民協働企画総務課(及びESD・市民協働推進センター)の4つの部署が企画・運営に関わり、それぞれが有する経験や情報を持ち寄り、全3回のプログラムに集約されました。
また、地域包括ケア推進課とともに支え合いの地域づくりを推進している(社福)岡山市社会福祉協議会も企画・運営に加わり、5課+1組織の体制によって実施される講座となりました。

マンション暮らしのプラットフォームづくり講座チラシ表
マンション暮らしのプラットフォームづくり講座チラシ裏
スケジュール

企画は各回の主担当部署が中心となって検討しましたが、準備における物品の貸し借りや運営における役割分担(ファシリテーション経験者を受講者のグループに1名ずつ配置するなど)の面でそれぞれが有するリソース(人的・物的資源)が出し惜しみなく活用され、理想的な連携が実践されていたと思います。講座の概要は岡山市住宅課のサイトで報告されています。

https://www.city.okayama.jp/kurashi/0000041967.html
※予告なく公開を終了する場合がございますので、あらかじめご了承ください。

なお、講座終了後は受講者による「居住者交流会」が定期的に開催されているようなので、今後の展開にもご注目ください。

岡山市では社会課題の複雑化・多様化などを背景に多様な主体による「協働」が推進されているところですが、今回の講座は市役所の部署間での「協働」の有効性や可能性を示す事例になると思われます。特に事前に情報を整理・集約して市民に効率よく(漏れ、重複、偏り等がなく)情報を提供する場づくりや部署横断での人材共有は他のテーマでも広がっていくことが期待されます。

「タテワリ行政」という言葉が示すように行政機関は部署を横断した連携が得意ではない印象を持たれがちですが、担当者の意欲と努力次第で「タテワリ」の「裂け目」を超えられることが確認できました。柔軟な発想と行動力ですばらしい前例をつくってくださった職員の皆様に心からの敬意と感謝を表したいと思います。また、今回の講座に参加したことで、「庁内協働」においても協働のコーディネート機関としての経験や情報が生かせることがわかりました。私たちESD・市民協働推進センターはこれからも庁内協働を積極的に応援するとともにお役に立てるようなスキルを身に着け、職員の皆さんに頼ってもらえる存在になりたいと思います。

ESD・市民協働推進センター 高平 亮

集合写真

第3回講座で講師を務めた高橋望さん(公益財団法人さわやか福祉財団/前列右から3人目)を囲む5課+1組織の職員。