花育ワークショップで児童養護施設の子どもたちとふれあう
社会的養護の子どもたちを家庭環境の下で養育することが国民全体で取り組む問題となっているが、平成28年度末の岡山市の里親委託率は12.6%にとどまっている。
社会的養護の子どもたちが温かい家庭の中で人格形成をできる環境を実現するためには以下のような課題が存在する。
平成28度に実施した本事業では、一時里親の登録や児童養護施設でのワークショップ開催など、新たな普及啓発が実施できた。里親登録者数の増加を図るには、継続的に普及啓発事業を実施していくことが必要であり、今年度も継続実施することで本事業の効果を図り、一般施策化に向けて検討を進める。
里親経験者をはじめ、多数の会員(ネットワーク)を有する実施団体が事業の企画・運営を担い、協働部署は国や市の情報を提供しつつ、主に不特定多数への広報やリスク管理に努めるなど、それぞれが自らの強みを発揮しながら役割を果たしていたように思います。相手の強み・専門性に対する敬意と信頼が芯のぶれない事業につながりました。
2年間の協働事業の実績をもとに普及・啓発事業が岡山市の一般施策となりました。官民が強みを生かし合い、より多くの里親の登録が促進され、より適切な委託(マッチング)が実現することが期待されます。