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川入遺跡出土 手あぶり形土器

[2025年9月11日]

ID:75222

収蔵品紹介 第92回

3点の手あぶり形土器の写真

・名称
 手あぶり形土器

・出土遺跡
 川入・中撫川遺跡 北区中撫川

・時期
 古墳時代前期

 火を入れて暖をとる手焙(てあぶり)の形に似ているため「手あぶり形」と呼ばれるこの土器。弥生時代の後期から古墳時代初頭にかけて見られます。写真の手あぶり形土器は岡山市北区に所在する川入・中撫川遺跡から出土しました。

 手焙に似ていますが、内側に煤(すす)が付着していない、つまり中で火を灯した形跡のない状態で出土する例も多く、実際のところ何の目的でどのように使用されたのか明確なことはわかっていません。ただ、出土例が少ないため、日常的に使用されるものではなく、祭祀の場で使用される土器であったと考えられます。

お問い合わせ

教育委員会事務局生涯学習部文化財課埋蔵文化財センター

所在地: 〒703-8284 岡山市中区網浜834-1 [所在地の地図]

電話: 086-270-5066 ファクス: 086-270-5067

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