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令和元年度新指定の文化財

[2021年2月15日]

ID:27806

新指定の文化財(岡山市指定)

浄土寺本堂(じょうどじほんどう) 付棟札7枚、厨子1基

じょうどじほんどうがぞう

浄土寺本堂

  • 種別
    建造物
  • 所在
    岡山市中区湯迫
  • 概要                                                                     浄土寺は薬師如来を本尊とする天台宗寺院である。本堂は、入母屋平入りで正面に向拝、背面に下屋庇が付く。棟札により、宝永元年(1704)の建築とみられる。江戸中期における顕密仏教の小規模な本堂の事例として重要であり、棟札から建立と修理の履歴が明瞭である点も貴重である。

  

黥面文身土偶(げいめんぶんしんどぐう)1点

げいめんぶんしんどぐうがぞう

黥面文身土偶

  • 種別                                                                        考古資料
  • 所在                                                                    岡山市中区網浜834-1(岡山市埋蔵文化財センター)                                                                                       
  • 概要
    岡山市北区津寺に所在する津寺(加茂小)遺跡において、昭和63年に行われた校舎建て替え工事に伴う発掘調査で、弥生時代後期の溝から出土した。高さ3.5cm。頸部以下は欠損している。両目の上下に弧状線数本描き口の脇や顎・頸にも数本の線刻がみられる。これは、『魏志倭人伝』に記載された、倭人の習俗である黥面文身(入れ墨)を表現したものとみられる。県下で弥生時代の土偶は15点出土しているが、入れ墨を表現したものは他にない。当時の入れ墨の表現を立体的に理解することができる貴重な考古資料である。

お問い合わせ

教育委員会事務局生涯学習部文化財課

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1611 ファクス: 086-803-1886

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