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トラッキング現象って知ってる?

[2019年4月30日]

ID:3339

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トラッキング現象は、電気製品を使用していなくても、電源がOFFであっても、コンセントにプラグが差さっているだけで発生してしまい、火災に発展することもある恐ろしい現象です。

トラッキングのメカニズム

差しっぱなしになったコンセントと電源プラグの間にはホコリがたまりがち。
そこに湿気が加わると、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。
その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に「トラック」と呼ばれる電気のとおり道をつくります。
やがてはそこから放電をおこし、発火してしまいます。これがトラッキング現象です。

トラッキング現象のメカニズムを表したイラスト

トラッキング現象のメカニズムです!

トラッキング現象が起きやすい場所や条件は?

トラッキングが発生するには条件があります。どんなときに発生しやすいかを紹介します。

家具や冷蔵庫の裏など、ホコリがたまりやすい場所は要注意!

ほこりがたまりやすい場所に長年差し込んだままの電源プラグはトラッキング現象が起こりやすいので注意が必要です!

狭い隙間に差しっぱなしのコンセントの写真

狭い隙間はホコリが溜まりやすいので注意!

たこ足配線!

たこ足配線でコンセントを増設するのも危険です!増えれば増えるだけ電源プラグとコンセントの接点が増えるので、トラッキング現象に繋がりやすくなってしまいます。

たこ足配線の写真

たこ足配線も要注意!

その他にも…

結露が発生しやすい場所にある電源プラグや洗面所や台所などの湿度が高く、水滴がかかりやすい位置にある電源プラグも要注意!また、熱帯魚などの水槽に使用されている電源プラグ、ペットを飼っている場所にある電源プラグ等からもトラッキング現象が発生した事例もあるのでこちらも注意が必要です!

トラッキングを防ぐ3つのポイント!

  1. プラグにホコリをためない
    定期的にホコリの掃除をしたり、プラグにホコリがたまらないカバーやトラッキング防止加工されたパーツを取り付けてホコリから守りましょう!
  2. 使わないコンセントを塞ぐ
    普段使用しないタップの差込口やコンセントの差込口に蓋をして、ホコリや異物の侵入を防ぎましょう。
  3. 古いプラグのタップは使わない
    タップは消耗品です。変形・変色していたら取り替えましょう。

その他にも最近は様々なものが出ています!

最近では、トラッキング防止コンセントやトラッキング防止プラグ等も発売されています!

ここで注意!

便利なものが発売されていますが、これらのものをつけていれば大丈夫!というわけではありません。トラッキングを防ぐ3つのポイントをしっかり守り、定期的な点検・清掃が必要です!

トラッキングは常に起こる可能性があります。

梅雨の季節には、ホコリが湿気を含みトラッキング現象が起こりやすくなり、寒い季節には結露によりホコリが湿気を含みトラッキング現象が起こりやすくなります。トラッキング現象はホコリがたまっていたらいつ発生してもおかしくありません。いま一度コンセント付近の点検・清掃を行い、トラッキングによる火災を防ぎましょう!

清掃・点検を行う様子

定期的な清掃、点検が大切です!

1件でも少なく…

これからも南消防署ではホームページに、様々な防災・防火に関する情報を掲載していきます!
火の取扱いには十分に注意して、火災を起こさないようにしていきましょう!

お問い合わせ

消防局警防部南消防署

所在地: 〒702-8024 岡山市南区浦安南町495番地88 [所在地の地図]

電話: 086-262-0119 ファクス: 086-264-3935

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