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毛染めによる皮膚障害を防ぐために

[2019年10月25日]

ID:19742

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理容師・美容師の方へ

「毛染めによる皮膚障害」の重篤化を防ぐための取り組みについて、消費者安全調査委員会がまとめた報告書の概要をご紹介します。
理容師・美容師のみなさんは、お客様が安心して施術を受けられるよう、より一層の取り組みをお願いいたします。

毛染めの施術に際して

  • 酸化染毛剤やアレルギーの特性、対応策等について確実に知識として身に付けましょう。
    ・コミュニケーションを通じて、酸化染毛剤やアレルギーの特性、対応策等について顧客への情報提供を行いましょう。
    ・顧客が過去に毛染めで異常を感じた経験の有無や、施術当日の顧客の肌の健康状態等、酸化染毛剤の使用に適することを確認しましょう。
    ・酸化染毛剤を用いた施術が適さない顧客に対しては、リスクを丁寧に説明するとともに、酸化染毛剤以外のヘアカラーリング剤(例えば染毛料等)を用いた施術等の代替案を提案しましょう。
  • セルフテストの実施により、消費者自身が毛染めによる皮膚障害の発症の可能性があることに早期に気づき、症状の重篤化を未然に防ぐことができると考えられることから、消費者が実施しやすいセルフテストの方法等の導入の可能性を検討しましょう。

※セルフテストとは、消費者や理容師・美容師が染毛剤で毛を染める前に行う皮膚テストのこと。
医師が行う皮膚テストの一種であるクローズドパッチテスト(閉鎖貼布試験)とは区別される。

酸化染毛剤やアレルギーの特性

  • ヘアカラーリング剤の中では酸化染毛剤が最も広く使用されているが、主成分として酸化染料を含むため、染毛剤等の他のカラーリング剤と比べてアレルギーを引き起こしやすい。
  • 治療に30日以上を要する症例が見られるなど、人によっては、アレルギー性接触皮膚炎が日常生活に支障を来すほど重篤化することがある。
  • 毛染めで異常を感じたことがない人であっても、継続的に毛染めを行ううちにアレルギー性接触皮膚炎になることがある。
  • アレルギーの場合、一旦症状が治まっても、再度使用すれば発症し、次第に症状が重くなり、全身症状を呈することもある。
  • 低年齢のうちに酸化染毛剤で毛染めを行い、酸化染料との接触回数が増加すると、アレルギーになるリスクが高まる可能性があると考えられる。

対応策等

  • セルフテストを実施する際、以下の点に留意しましょう。
    ・テスト液を塗った直後から30分程度の間及び48時間後の観察をしましょう(アレルギー性接触皮膚炎の場合、翌日以降に反応が現れる可能性が高いため、48時間後の観察も必要です)。
    ・絆創膏等で覆わないようにしましょう(感作を促したり過度のアレルギー反応を引き起こしたりするおそれがあります)。
  • 酸化染毛剤を使用して、かゆみ、赤み、痛み等の異常を感じた場合は、アレルギー性接触皮膚炎の可能性があるため、アレルゲンと考えられる酸化染毛剤の使用をやめる、医療機関を受診する等の適切な対応をとりましょう。

関連情報

お問い合わせ

保健福祉局保健所衛生課 環境衛生係

所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1258 ファクス: 086-803-1757

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