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岡山市職員に対するカスタマー・ハラスメントの対策について

[2025年12月3日]

ID:74924

 近年、社会問題となっているカスタマー・ハラスメントから職員を守るとともに、安心して働ける環境をつくり、より良い行政サービスを提供するため、岡山市では基本方針を定め、以下のような取組を実施しています。

岡山市職員に対するカスタマー・ハラスメント対策基本方針と対策のポイント

1 基本姿勢

基本姿勢の3つの柱

    1.行政サービスの利用者等からの意見・要望に真摯に対応します

    2.カスタマー・ハラスメントから職員を守ります

    3.カスタマー・ハラスメントには、毅然として組織的に対応します

 

 岡山市では、誰もがくらしやすい社会の実現に向け、質の高い行政サービスの提供に努めています。行政サービスの利用者等から寄せられる意見や要望は、行政サービスの向上にあたって貴重なものであると認識しており、これらに対しては真摯に耳を傾け、誠実かつ丁寧に対応してまいります。

 一方で、職員の人格を否定するような発言や、暴力・脅迫等の行為は、職員の尊厳を傷つけ、就業環境を悪化させるだけでなく、通常業務の遂行や他の利用者へのサービス提供にも深刻な影響を及ぼす重大な問題となっています。

 岡山市では職員を守り、行政サービスを適正に提供していくために、こうした行為に対し、毅然として組織的に対応します。


2 カスタマー・ハラスメントとは


(1) カスタマー・ハラスメントの定義

 カスタマー・ハラスメントとは、行政サービスの利用者等からのクレーム・言動のうち、当該クレーム・言動の要求の内容の妥当性に照らして、当該要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当なものであって、当該手段・態様により、職員の就業環境が害されるものをいいます。


(2) カスタマー・ハラスメントに該当しうるもの

 〇要求の内容が妥当性を欠く場合

  ・行政サービスに瑕疵・過失が認められない場合

  ・要求の内容が、岡山市の行政サービスの内容と関係がない場合


 〇要求を実現するための手段・態様が社会通念上不相当な場合

  ・身体的な攻撃(暴力、傷害等)

  ・精神的な攻撃(暴言、脅迫、名誉棄損、侮辱等)

  ・威圧的な言動

  ・必要以上の長時間にわたる拘束や執拗な言動(電話を含む)

  ・性的な言動

  ・職員個人への攻撃、要求

  ・過度な金銭等の補償の要求

  ・過度な謝罪の要求


岡山市職員に対するカスタマー・ハラスメント対策基本方針

 

3 カスタマー・ハラスメント対策のポイント

(1) カスタマー・ハラスメントの予防(行政サービスの品質向上)

  ・必要な業務知識の習得

  ・職員研修の拡充(ハラスメントに関する正しい知識習得、接遇力の向上)

  ・必要に応じて通話録音を実施

   (録音データは、個人情報の保護に関する法律等に基づき適正に管理)


(2) カスタマー・ハラスメントへの対応

 〇初期段階での対応

  ・冷静かつ丁寧に対応

  ・複数人で対応

  ・事実関係を確認


 〇上司、関係各課への相談

  ・上司へ報告、相談

  ・警告及び退去命令に従わない場合、庁舎管理担当課等へ相談 

    → 警備員へ連絡又は警察へ通報

  ・法的な対応・措置が必要な場合、法制部門へ相談

    → 顧問弁護士へ相談・委任


  〇再発防止に向けた取組

  ・事例発生時の所属職員への共有

  ・事例の活用(職員研修の内容の更新等)


(3) カスタマー・ハラスメントを受けた職員へのフォローアップ(心身の健康をサポート)

  ・メンタルヘルス相談窓口の周知・活用

  ・上司・同僚による適切な支援


(4) ハード面の整備

  各職場における必要性や実態に応じ、順次、通話録音装置等を導入する。

 

4 カスタマー・ハラスメント防止の周知・啓発について

 カスタマー・ハラスメント防止を啓発するための掲示物を窓口等に掲示し、カスタマー・ハラスメント防止の周知・啓発を図ります。

市の窓口等に掲示するカスタマー・ハラスメント防止を啓発する掲示物

お問い合わせ

総務局人事部人事課

所在地: 〒700-8544 岡山市北区大供一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1086 ファクス: 086-803-1733

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