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平成24年6月提案理由

[2012年6月8日]

ID:14981

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平成24年6月定例市議会に提出した議案に対する市長提案理由説明要旨

平成24年度の補正予算並びに関係諸議案のご審議をお願いするに当たり,その大要と市政の動向等について申し上げ,市民並びに市議会の皆様方に一層のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

はじめに

現在,国において,社会保障・税一体改革関連法案や第3次一括法,地方自治法の改正法案等が国会で審議されるとともに,この夏には地域主権推進大綱(仮称)の策定が予定されるなど,地方に関わる制度の改革が進められております。
真の地方自治の確立に向けては,住民に身近な行政は,できる限り基礎自治体が自主的かつ包括的に担えるよう,その権限と財源を充実し,自立度を一層高める方向で改革がなされることが重要であり,地方消費税の充実による安定的な地方税体系の構築とともに,一層の権限移譲を国に求めていく所存です。
また,第30次地方制度調査会において調査審議されている大都市制度のあり方につきましても,多くの市民が居住する大都市地域において,自立度を高める制度改革を進めることが,地方分権の成果を多くの市民が実感できる有効な手立てであることから,大都市である基礎自治体がより包括的な役割を担えるようにしていただきたいと考えております。
なお,現在,停滞している道州制の議論につきましては,その導入に伴い,内政に関することは道州と基礎自治体が広く担うことを基本に,国から道州へ,道府県から市町村への大幅な権限移譲が見込まれるなど,総じて,基礎自治体の自立度の向上につながるものと受け止めております。この認識の下,先般,「道州制推進知事・指定都市市長連合」の設立に加わったところであり,まずは,国に対して議論の深化を促してまいりたいと考えております。

東日本大震災の被災地に対する支援について

続きまして,東日本大震災の被災地に対する支援について申し上げます。
現在,復興計画に沿った集団移転促進事業等のまちづくり事業を支援するため,3名の職員を宮古市へ派遣しているところですが,国や全国市長会等からの要請も踏まえて,特に区画整理事業に豊かな経験を有する「政令指定都市・岡山」として,さらなる職員の派遣など,必要な支援を安定的に継続し,被災地の復興に貢献してまいりたいと考えております。

就学前教育・保育の在り方について

次に,子どもたちのよりよい育成環境づくりに向けた取組について申し上げます。
本市では,共に就学前の子どもの育成基盤である幼稚園と保育園について,小・中学校への円滑な接続を大切にした就学前教育・保育を子どもたちに等しく提供する観点から,これまで合同研修や相互体験研修,施設の一体化や共用化など,一体化に資する取組を進めてまいりました。
現在,子ども・子育て新システム関連法案が国会で審議されておりますが,こうした国の動きも視野に入れながら,岡山市の子どもたちにより質の高い教育・保育を提供するために,幼稚園・保育園の機能の一元化・施設の一体化の取組をさらに進めるとともに,民営化等により効果的な運営を図ってまいりたいと考えております。このたび,その指針となる「岡山市の就学前教育・保育の在り方について」の素案をお示ししたところですが,今後,広くご意見をお聞きしながら策定作業を進めてまいります。
また,子ども・子育て新システムにつきましては,節目毎に国に要請を行ってきたところですが,去る5月23日,すべての施設・事業に係る権限を一元的に指定都市の権限とすること,公立・私立で共通した財政措置を講じること,法制化に先立つ地方の取組に財政措置を講じること等を私自ら,関係府省へ直接要請いたしました。
なお,同日はあわせて,市社会福祉審議会児童福祉専門分科会児童処遇部会の報告を受け,市町村間において子どもの育成に関わる情報の共有が可能となる仕組みづくりや,最適な地域医療体制の構築に向けて,医療分野における権限の一部を指定都市に移譲することを関係府省に要請したところです。
今後とも,地方の声を国の政策に反映していただけるよう,適時にしっかりと国に提言・要望を行ってまいる所存です。

自転車先進都市おかやまをめざす取組について

次に,「自転車先進都市おかやま」の実現に向けた取組について申し上げます。
本市では,「岡山の気候や地形に適した自転車」を本市にふさわしい交通の一つと位置づけた都市交通戦略に基づき,「自転車先進都市おかやま」の実現をめざし,自転車の走行環境や利用環境の改善等に取り組んでおります。
この一環として,官民が連携して自転車施策を展開していくため,「自転車先進都市おかやま実行戦略」の策定を進めているところであり,先般,その案をお示ししたところです。
今後,市民の皆様から幅広くご意見をいただきながら,早期の成案化を図り,自転車レーン等のネットワーク化,短時間駐輪ニーズにも対応した駐輪対策,本市にふさわしいコミュニティサイクルの導入など,多岐にわたるプログラムを総合的かつ体系的に推進してまいりたいと考えております。

平成24年度補正予算の概要

それでは,甲第89号議案から甲第91号議案までの補正予算の概要について申し上げます。
補正額は,一般会計で2億1,300万円余,特別会計で200万円余,事業会計で100万円余の増額を行い,合わせて2億1,700万円余の増額となっております。補正に要する一般財源6,200万円余につきましては,平成23年度決算により生ずる見込みの剰余金で対応します。

主な内容といたしましては,まず,平成26年の国連ESDの10年最終年会合の成功に向けて,現在,本市で開催する公式会合の早期決定を働きかけているところですが,その一つとして,世界で初めて開催されるユネスコスクール世界大会の開催実現をめざし,世界大会の運営を担う人材の育成とそのネットワークづくりを進めることを目的としたフォーラム等を開催します。

また,国の補助事業により,日中・夜間を通じて訪問介護と訪問看護が密接に連携した定期巡回・随時対応型訪問介護看護を提供する事業所への助成を行うほか,犬島定期船の発着港である朝日漁港に公衆トイレ及び観光案内板を設置し,犬島への観光客等の利便性の向上を図ります。

その他の議案の説明

続きまして,その他の議案の主なものについて申し上げます。

甲第95号議案は,災害対策基本法等の規定によって本市に派遣された職員に対して災害派遣手当を支給するため,岡山市職員の給与に関する条例等の一部を改正するものです。

甲第96号議案は,地方税法の一部改正等に伴い,市民税の申告手続の簡素化,東日本大震災に係る被災居住用財産の敷地に係る譲渡期限の延長に伴う規定の整備その他所要の措置を講ずるため,岡山市市税条例の一部を改正するものです。

甲第100号議案は,保育所運営費国庫負担制度の改正に伴い,保育料の額を改めるものです。

甲第102号議案は,岡山市新産業ゾーン用地として,土地を買い入れるものです。

以上で提案理由の説明を終わります。
よろしくご審議の上,ご議決を賜りますようお願い申し上げます。

報告に対する市長提案理由説明要旨

ただいまご上程になりました報告についてご説明申し上げます。

報第15号から報第21号までは,いずれも平成23年度の繰越明許費繰越計算書,継続費繰越計算書又は予算繰越計算書で,平成24年度に繰り越して執行するため,その内容について報告するものです。

報第22号は,私有自動車の破損に係る事故について,報第23号は,道路の管理瑕疵による事故について,それぞれ相手方と和解し,賠償額を決定したものです。

報第24号は,市営住宅の家賃の滞納等について,連帯保証人である相手方と和解をすることに決定したものです。

なにとぞよろしくお願いいたします。

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