日本は自然災害の多い国です。比較的災害が少ないと言われている岡山ですが、西日本豪雨など、いつどんな災害に見舞われるかわかりません。まず大事なのは自助です。防災の講座は、地域の多くの皆さんが防災・減災に取り組むことを目指して行っています。
この事業は公民館が立地する町内の「宮浦婦人防火クラブ」と共催で行っています。参加対象は、子どもから大人までで、宮浦町内以外の方も歓迎しています。
講座は1回3時間で年2回行っています。今年度の内容は、西日本豪雨災害の被災地支援に従事した消防士や社会福祉協議会職員のお話を聞いたほか、グループワークで「備え」について考え、実際に非常持ち出し袋を作ってみたり、段ボールベッドや簡易トイレを作ってみたりしました。また、毎回、乾物や缶詰を使った炊き出し体験も参加者で協力して行い、参加者同士の交流を図りました。
今年度は、地域の中学生や、授業で地域防災を勉強している大学生が参加してくれるなど、若い人たちが今までになく多く参加してくれました。若い人たちの参加はうれしいことです。未来を担う若者が防災・減災に取り組み、万が一の際に対応できるようになってほしいと願っています。
さらに、災害時は近所の人たちで助け合うこと、つまり共助が大切です。そのためにも、防災にあまり関心のない人にも参加してもらえる講座内容を考え、地域のより多くの人が防災意識を高められるようにしていきたいと思っています。
今後も防災講座を繰り返し行ない、災害に負けない、住みたいと思える地域づくりを目指したいと思います。
2019年7月27日(土曜日)、11月16日(土曜日)