浦間茶臼山古墳保存会
浦間茶臼山古墳(歴史)を活かした地域の活力創生事業
御休学区
(1)古墳全体の清掃・整備
古墳全体にわたり清掃活動および整備作業を実施し、安心して訪れることができる環境を整えた。
(2)臨時駐車場の整備
古墳に近接する場所に駐車場を借り受け、臨時駐車場として整備した。また、利用者に分かりやすいよう案内看板を設置し、円滑な受け入れ体制を整備した。
(3)ホームページの開設・情報発信
古墳および関連する活動情報を広く周知するため、専用ホームページを開設し、定期的に情報発信を行った。
(4)イベントへの出展
令和6年11月9日に御休小学校で開催された「御休の集い」にて、歴史展示ブースを出展した。来場者向けに古墳に関するクイズを実施し、正解者には記念品を贈呈するなど、楽しみながら学べる場を提供した。また、11月18日から12月20日まで、上道公民館にてパネル展示を行った。
(5)記念品の作成・配布
令和6年6月に古墳が日本遺産に認定されたことを受け、記念ボールペンを作成した。地域住民への周知を図るため、全戸に記念品を配布した。
11月10日に御休小学校で開催された「御休の集い」にて、「浦間茶臼山(うらまちゃうすやま)古墳保存会(以下、保存会)」が展示ブースを出展されましたので、その様子をご紹介します。
浦間茶臼山古墳は、御休学区内にある大型前方後円墳の名称です。古代吉備地区最古となる3世紀末に築造された古墳として、2024年6月に日本遺産に認定されました。保存会は、この貴重な歴史遺産を活用し、住民の地域への愛着や誇りを育むことを目的として活動されています。
区づくり推進事業(地域活動部門)の初年度である今年は、ガイドマップの作成や駐車場・案内看板の整備に取り組まれており、「御休の集い」でのブース展示も、地元住民の方に古墳の存在や価値を知っていただくための取り組みの一環として実施されました。
展示の様子
ブースの様子
保存会の竹井会長と西岡さんは、今後の展望について「まずは住民が主体となって活動を盛り上げ、行政に後押しをしてもらうのが理想です。岡山市北区にある『造山古墳』とともに、『県内最大』と『県内最古』の古墳が連携し、岡山市全体を盛り上げていきたいですね」と話してくださいました。
お話をされる竹井会長
また、展示ブースを訪れた親子からは「自分が暮らす地域にこんなに貴重な史跡があるとは知りませんでした。子どもが歴史好きなので、詳しく学べるブースがあるのは大変ありがたいです」という声も聞かれました。
保存会の皆さんの活動によって、浦間茶臼山古墳の魅力がより多くの人々に伝わり、地域への関心と誇りがさらに高まっていくことを期待しています。