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【岡山市災害ボランティアネットワークおかやまの紹介】

[2022年7月26日]

ID:43941

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平成30年7月豪雨の対応で得た経験や教訓をこれからの防災や被災者支援に生かすため、岡山市、社会福祉法人岡山市社会福祉協議会(以下、岡山市社協)、特定非営利活動法人岡山NPOセンター(以下、岡山NPOセンター)の3者は令和元年7月に「岡山市災害ボランティアネットワーク」を発足させました。

令和4年1月までに42組織が登録(以下、登録団体)しており、毎年の会議・研修を通じて、登録団体同士の顔の見える関係づくりと支援に役立つ知識や技術の習得に努めています。なお、令和3年度の活動状況は以下のとおりです。

令和3年度の取組

令和3年度の取組一覧
日時概要対象・参加者
4月28日「岡山市災害ボランティアネットワーク全体会議」
令和3年度の事業計画を確認しました。
岡山市
岡山市社協
岡山NPOセンター
6月30日「内部研修」
災害ボランティアセンターの機能・役割などに関する理解を深めました。
岡山市
岡山市社協
岡山NPOセンター
7月12日「第1回災害に備えたオンライン活用勉強会」
災害支援におけるWEB機材の使い方などを学びました。
岡山市
岡山市社協
7月26・27日「災害ボランティア展」
岡山市役所内でパネル展示を実施しました。
岡山市民
7月27日「第2回災害に備えたオンライン活用勉強会」
「情報共有会議」の模擬実践を行いました。
岡山市
岡山市社協
8月5日「連絡会議」
登録団体同士が相互理解を深めました。
岡山市
岡山市社協
岡山NPOセンター
登録団体
9月25日「災害ボランティア養成講座」
災害ボランティアセンターの設置・運営訓練を実施しました。
(以下に詳細を記載しています。)
岡山市
岡山市社協
岡山NPOセンター
登録団体
市民
12月4日「災害ボランティア基礎講座」
災害ボランティアセンターの役割や機能について学びました。
(以下に詳細を記載しています。)
岡山市
岡山市社協
岡山NPOセンター
登録団体
市民

取組の詳細

令和3年度の取組のうち、「災害ボランティア養成講座」「災害ボランティア基礎講座」について、詳細を報告します。

当初は「基礎講座」の後に「養成講座」を実施する予定だったのですが、新型コロナウイルスの影響により、基礎講座の実施が延期となったため、順番が入れ替わっています。

災害ボランティア養成講座(災害ボランティアセンター設置・運営訓練)

講座の様子1
  • 日時:9月25日(土曜日)午前10時00分から午後4時00分
  • 場所:岡山市ウェルポートなださき(岡山市南区片岡159-1)
  • 参加者:66名(市民37名+主催者29名)
  • 講師:増田 勇希さん(特定非営利活動法人ひろしまNPOセンター)
  • 主催:岡山市社会福祉協議会、岡山市、岡山NPOセンター

プログラムと概要

午前

  • 開会・オリエンテーション
    主催者の岡山市社会福祉協議会から開会のあいさつが行われた後、一日の流れが説明されました。
  • 講義
    講師より、災害ボランティアセンターの役割と機能に関する講義が行われました。特に「コロナ禍」での運営の難しさや留意点について2020年7月豪雨災害の事例をもとに具体的な情報提供が行われました。
  • 役割確認・会場設営
    参加者が「災害ボランティアセンター設置・運営マニュアル」に規定されている6班(総務班、ボランティア受付班、ニーズ班、マッチング班、地域担当班、車両資材班)に割り振られ、各班で午後からの設置・運営訓練に向けた会場の準備を行いました。

午後

  • 設置・運営訓練
    参加者が「災害ボランティアセンタースタッフ役」と「被災者・地域住民・ボランティア役」の2グループに分かれ、設置・運営訓練が行われました。受付、マッチング、送り出し等、ボランティア対応の一連の流れだけでなく、住民ニーズの聞き取りや苦情対応など、過去の災害時の事例をもとに作成された「設定」に基づいて、それぞれの参加者が試行錯誤しながら役割を果たしました。約50分の訓練の後、役割を入れ替えて同様の訓練を実施しました。
  • ふりかえり・閉会
    班ごとに訓練を通じて得た気づきや学びを整理して、全体で共有しました。最後に講師から総括があり、重要なポイントとして「不測の事態が発生することが当たり前だと思って運営に携わる」ことや「あらかじめボランティアとボランティアセンターの『できること』と『できないこと』を把握しておく」こと等が確認され、閉会しました。

参加者の声(アンケートからの抜粋)

  • 講義について
    ・実例に基づく話で理解しやすかった。
    ・多方面、大変勉強になりましたが、今回コロナを受けての災害ボランティア活動の変化や対応を学ぶことを期待していたので、その辺りの話をもう少し聞きたかった。
  • 訓練について
    ・被災者側だけでなく、支援者の大変さについて身をもって感じることができた。
    ・みなさん必死だったが、楽しかった。机上より実際!大事です。
  • その他
    ・平常時こそ緊急時の対応訓練することが今後必要。
    ・市内各区で開催してもいいのではないか。

災害ボランティア基礎講座

講座の様子2
  • 日時:12月4日(土曜日)午前10時15分から午後0時00分
  • 場所:西川アイプラザ(市内17公民館にZoomにより中継)
  • 参加者:135名(市内17公民館からの参加者117名を含む)
  • 講師:増田 勇希さん(特定非営利活動法人ひろしまNPOセンター)
  • 主催:岡山市社会福祉協議会、岡山市、岡山NPOセンター

プログラムと概要

  • 講義
    講師より災害ボランティアセンターの役割や仕組みのほか、災害ボランティアの心得、コロナ禍での被災者支援の現状について、実例をもとにお話いただきました。
  • 岡山市の取組紹介
    岡山市、岡山市社会福祉協議会、岡山NPOセンターより、それぞれの災害支援に関する取組が紹介されました。
  • 質疑応答・閉会
    講師が時間の許すかぎり参加者からの質問に回答した後、閉会しました。

参加者の声(アンケートからの抜粋)

  • 講義について
    ・講師の話はとても分かりやすく、具体的でよかった。質疑応答への回答も明快だった。
    ・講師の話を受けて、グループでの意見交換の時間もあればよかったと思います。
  • その他
    ・単館でこうした講座を企画するには、人集めが難しいので、オンライン講座だと近くで受講でき、また、いろいろなプログラムを提供できるので、職員側としてもメリットが大きいと思いました。
    ・講座が始まってから、オンラインの関係で何回も進行を止めざるを得ないことがあったので、今後改善が必要ではないでしょうか。施設の状況から仕方ないとは思いますが、今後毎回同様のことが起きれば、毎回参加されている方から苦情等が出るにではないかと思います。例えば、当日スムーズに進行できるよう午前中にリハーサル、午後から本番にするとか。

令和3年度の登録状況

令和4年1月現在の登録団体の構成(岡山市、岡山市社協、岡山NPOセンターをのぞく)は以下のとおりです。

  • 法人権なし:15団体
  • NPO法人:14団体
  • 株式会社:6団体
  • 一般社団法人:2団体
  • 公益社団法人:2団体
  • 合計:39団体

ネットワークへの登録について

オンラインネットワーク登録・更新会の様子

岡山市災害ボランティアネットワークでは、将来、大規模災害が発生した時に、ともに被災者を支援していただける組織(法人格や営利・非営利を問いません)の登録を随時募集しています。団体数が増えることで、支援できることが増えていくので、積極的にお問い合わせ・お申し込みください。

登録要件

  • 3名以上で構成された団体であること。法人格の有無や種別は問いません。
  • 岡山市での災害発生時に設置される「災害ボランティアセンター」の運営や被災者に支援を届ける意思があること。
  • 研修会の参加や定期的な情報更新に対応できること。

登録方法

以下のURL(登録フォーム)から必要事項をご入力いただくか、岡山市災害ボランティアネットワーク事務局(ESD・市民協働推進センター)までご連絡ください。登録に必要な手続きをご案内いたします。

登録フォーム:「岡山市災害ボランティアネットワーク」登録・更新フォーム別ウィンドウで開く

その他、災害ボランティアに関する普及・啓発のために、市役所1階市民ホールで災害ボランティア展を実施しています。

災害ボランティア展の様子