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岡山で梅毒患者が増加しています!

[2016年10月24日]

ID:8447

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全国で梅毒患者が増加しており、岡山県内でも増加しています。
岡山県内の人口100万あたりの届出数は2017年から2020年4年連続で全国ワースト3位、2021は4位でした。依然として届出数が多い状況が続いています。
岡山市保健所への届出は2017年に激増し、男性は前年の4.9倍、女性は3.3倍の報告数となり、その後報告数の多い状況が続いています。2021年の届出数は88件(男性48件、女性40件)と、前年と比べ男女とも減少しました。

啓発カードを作成しました

岡山市では、梅毒届出数の増加を受け、梅毒、HIV、性器クラミジア、淋菌感染症の症状の説明や保健所での無料・匿名検査を紹介したカードを作成しました。市内医療機関等に配布し、梅毒患者のパートナー受診勧奨や、感染リスクのある方への保健所での無料・匿名検査の案内等にご利用いただいています。

啓発カード写真1

 ↑ 令和3年に新たに梅毒に特化したカードを作成しました。

岡山市内の梅毒届出状況

梅毒届出数推移(岡山市)

2022年の届け出数は104件(男性72件、女性32件)でした。

梅毒届出数推移

(岡山市保健所への届出数)2022年

届出の年代別構成

  • 2018年から2022年における届出のうち、男性は20台から40代が約7割を占めています。女性は20代が約5割を占めています。
男性の年齢構成
女性の年齢構成

男女別の感染経路

届出時の積極的疫学調査で得られた内容をまとめた結果です。

届出のうち、男性の約50%が風俗店利用、女性の約50%が風俗店従事がありました。

男女別感染経路

梅毒の症状

  • 第1期
    感染後約3週間の潜伏期間を経て、感染局所に痛みのない硬結や潰瘍を生じます。脚の付け根の部分(鼠けい部)のリンパ節の腫れがおこります。
  • 第2期
    第1期の2~3ヵ月後に紅色の発疹が体幹を中心に顔面、手、足などにみられるようになります。また黒赤色の丘疹や乾癬、扁平コンジロームなどがみられます。
  • 第3期、第4期
    感染後3年以上経過すると結節性の梅毒疹やゴム腫を生じます。また全身に合併症が生じて重症化します。

★梅毒は感染していても臨床症状がみとめられない無症候性梅毒があります。無症候性梅毒の人からも、性行為の相手に感染することがあります。

 また、症状が出たり落ち着いたりするので感染に気付かないまま過ごしてしまうこともあります。少しでも上記の症状に気づいたら早めに医療機関を受診しましょう。

先天梅毒

  • 妊娠中の女性が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染してしまうことがあります。胎児に感染すると、死産、早産、新生児死亡、または障害をもって生まれる先天梅毒の赤ちゃんが生まれる可能性があります。
  • 妊娠中の性行為の際にはコンドームを使用しましょう。また、適切な時期に治療すれば赤ちゃんへの感染は防ぐことができます。

予防するには

  • 梅毒は病原体が粘膜や皮膚の傷から侵入して感染が起こります。感染を予防するには、感染者(特に感染力の強い第1期及び第2期の感染者)との性行為を避ける必要があります。
  • 性器同士の接触、性器と肛門、性器と口の接触で感染が起こります。コンドームが覆わない部分の皮膚などでも感染がおこる可能性があります。オーラルセックスを含め、性行為の際にはコンドームを着用しましょう。
  • 不特定多数の相手や感染が不明な相手との性行為は避けましょう。

検査

医療機関の皆さまへ(発生届について)

梅毒は全数報告の五類感染症です。診断後7日以内に保健所へ届出をお願いいたします。(感染症法第12条)

岡山県内での梅毒患者増加を受け、保健所では「積極的疫学調査」を行っています。調査票にご記入の上、発生届とあわせてご提出ください。調査へのご協力をよろしくお願いいたします。

お問い合わせ

保健福祉局保健所感染症対策課

所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1262 ファクス: 086-803-1337

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