全国で梅毒患者が増加しており、岡山県内でも増加しています。
岡山県内の人口100万あたりの届出数は2017年から2020年4年連続で全国ワースト3位、2021は4位でした。依然として届出数が多い状況が続いています。
岡山市保健所への届出は2017年に激増し、男性は前年の4.9倍、女性は3.3倍の報告数となり、その後報告数の多い状況が続いています。2021年の届出数は88件(男性48件、女性40件)と、前年と比べ男女とも減少しました。
岡山市では、梅毒届出数の増加を受け、梅毒、HIV、性器クラミジア、淋菌感染症の症状の説明や保健所での無料・匿名検査を紹介したカードを作成しました。市内医療機関等に配布し、梅毒患者のパートナー受診勧奨や、感染リスクのある方への保健所での無料・匿名検査の案内等にご利用いただいています。
↑ 令和3年に新たに梅毒に特化したカードを作成しました。
2022年の届け出数は104件(男性72件、女性32件)でした。
(岡山市保健所への届出数)2022年
届出時の積極的疫学調査で得られた内容をまとめた結果です。
届出のうち、男性の約50%が風俗店利用、女性の約50%が風俗店従事がありました。
★梅毒は感染していても臨床症状がみとめられない無症候性梅毒があります。無症候性梅毒の人からも、性行為の相手に感染することがあります。
また、症状が出たり落ち着いたりするので感染に気付かないまま過ごしてしまうこともあります。少しでも上記の症状に気づいたら早めに医療機関を受診しましょう。
梅毒は全数報告の五類感染症です。診断後7日以内に保健所へ届出をお願いいたします。(感染症法第12条)
岡山県内での梅毒患者増加を受け、保健所では「積極的疫学調査」を行っています。調査票にご記入の上、発生届とあわせてご提出ください。調査へのご協力をよろしくお願いいたします。
所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号 [所在地の地図]
電話: 086-803-1262 ファクス: 086-803-1337