自販機横新機能リサイクルボックス組成分析調査

瀬戸内海へ流入する海ごみの約7割が陸からの流入とされています。街中でのポイ捨てや悪意のないリサイクルボックス（RB）の不適正利用が海ごみ問題の原因となっていることを広く周知・啓発するため、岡山市は啓発ステッカーを貼った「自販機横新機能リサイクルボックス」を市内の自動販売機事業者に配布し、既存の自販機横リサイクルボックスとの交換に協力していただきました。

「自販機横新機能リサイクルボックス」には、海ごみ問題やリサイクルボックスの適正利用を啓発するナッジ理論を活用したステッカーを貼り付けています。

リサイクルボックスの適正利用の推進のため導入した自販機横新機能リサイクルボックスの啓発効果を検証するため、美化推進重点区域内25ヶ所で令和5年2月24日から3月31日までの期間に組成分析調査を行いました。

組成分析の結果から、従来型のリサイクルボックスでは回収物の約4割が異物であり、新機能リサイクルボックスに交換することで約1割の改善が図られました。

異物の多くは、食品容器や酒類容器、たばこ関連で、リサイクルボックスをごみ箱と誤認した、非意図的な投入であると考えられます。

啓発ステッカーでリサイクルボックス利用マナーを周知したことで、食品容器（カップコーヒー容器など）の投入が大きく減少しています。