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令和8年8月10日市長記者会見

[2026年8月10日]

ID:84702

令和8年8月10日市長記者会見

  • 令和8年熊本地震への対応状況について
  • 桑木志帆選手への岡山市民スポーツ栄誉賞授与について
  • 防災局設置の要望活動について
  • 岡山市造山古墳ビジターセンターの機能拡充に向けた基本計画の方向性(案)について
  • 新庁舎のテラス開放と見学ツアーの実施について

令和8年8月10日市長記者会見資料

市長記者会見動画

令和8年熊本地震への対応状況について

 まずは、熊本の地震の対応でございます。

 消防庁によりますと、これまで8月9日朝の10時現在でありますが、死者39名、重軽傷者173名、住家被害9,374棟、災害関連死も出てきているということであります。改めて、お亡くなりになった方々にお悔やみ申し上げるとともに、被災された皆様方にお見舞いを申し上げたいと思います。

 被災地は全国から大勢の支援活動が行われておりますが、我々も懸命に行っているところであります。まずは、対応状況をお知らせいたします。

 職員派遣では、地震が発生した7月28日に消防局から緊急消防援助隊として20隊64名の部隊を派遣し、翌29日から8月1日まで救急救助活動を実施、延べ60隊190名を派遣いたしました。

 特に、従業員11名が閉じ込められた日本製紙八代工場の救助活動では震度5以上の余震が続き、崩落危険がある中、昼夜を通して懸命な活動を行い、心肺停止状態の3名を救出いたしました。

 水道局からは、応急給水活動のため、7月30日から8月7日まで計17名を派遣し、給水車2台、支援車両1台、組立て式給水タンク2基を乗せた貨物車を活用し、八代市や宇城市の断水地域への応急給水活動を実施。宇城市の高齢者施設の受水槽に給水した際、これでお風呂に入れると大変喜ばれたそうであります。引き続き交代で活動を続けます。

 8月3日には、熊本市の避難所運営業務を行うための職員23名と、避難者の健康管理のための保健師チーム4名が熊本市へ出発し、先週末戻りました。本日10時45分から活動報告を受ける予定であります。保健師チームは、引き続き28日まで交代で活動を続ける予定であります。

 8月4日から被災建築物応急危険度判定のため、八代市に建築技師を2名派遣し、7日まで応急危険度判定業務を行ったところであります。

 このように7月28日から8月7日までに237人の職員を派遣し、支援活動を実施しているところであります。

 今後の予定でありますが、明日11日から12日まで環境局から先遣隊の職員3名を派遣し、被災地のごみ収集運搬に係る支援の事前調査を行います。その後、8月15日から29日まで、1週間交代で12名ずつ、プレスパッカー車2台、平ボディー車2台で熊本市に行き、災害ごみの収集運搬を実施します。

 また、住家被害認定調査のため、8月17日から21日まで氷川町に財政局職員4名を派遣する予定であります。

 職員派遣以外では、義援金の受付を各区役所、支所、地域センター、本庁福祉援護課で7月31日に開始、義援金は日本赤十字社を通じて被災地へ贈るということになっております。

 また、被災者に市営住宅の一時入居の受付を8月3日に開始いたしました。

 さらに、令和8年熊本地震により被災、避難された方が岡山市内の保育園や児童クラブなどを利用される場合、利用料などを免除することといたしました。

 これからも様々な支援要請に応じ、避難された方々への支援を行っていきたいと思います。

市長記者会見の様子

桑木志帆選手への岡山市民スポーツ栄誉賞授与について

 これはうれしい知らせでございますけれども、桑木志帆選手、AIGの全英女子オープン2026での優勝、誠におめでとうございます。国内ツアーでの勢いをそのままに、大会初日から2位につけ、ショットの安定感と勝負強さにより、見事プレーオフに及ぶ激闘を制し、日本中に夢や感動を届けていただきました。岡山市民として大変うれしく、誇りに思います。

 海外女子メジャーの優勝は、日本人史上7人目、岡山市にとっては渋野日向子選手に続いて2人目の快挙であり、心からお祝いを申し上げたいと思います。

 このたびの偉業をたたえ、渋野日向子選手、岡慎之助選手、また木村葵来選手に続き7人目となる、岡山市人見絹枝スポーツ顕彰の岡山市民スポーツ栄誉賞を授与することといたしました。授与式の日時は未定でありますが、決まり次第お伝えしたいと思います。

 本日9時に懸垂幕も掲出したところであります。

 なお、桑木選手は、一度、市長室にも来ていただきまして、非常に朗らかな感じがいい女性だったというように記憶してますし、完全な個人的な話でありますが、私の小学校の後輩でもあります。

市長記者会見の様子

防災局設置の要望活動について

 次に、防災局の設置要望についてお話を申し上げたいと思います。

 皆さん、7月13日に防災庁設置法が成立したということはご存じだと思いますが、それを受けて8月20日、内閣官房に対しまして、岡山市長、岡山市議会議長の連名で岡山市への防災局の設置について要望活動を行うことにしております。

 詳細な日程については、お配りしている広報連絡をご覧ください。

 防災局は防災庁の地方機関であり、日本海溝、千島海溝周辺海溝型地震と南海トラフ地震に対し、事前防災推進や発災時の迅速な被災地支援などの取組推進の観点から、設置場所が検討されるということになっております。イメージとしては、東に1つ、西に1つということだろうと思います。

 岡山市は、皆さんご存じのように、直下っていいますか、近くに活断層がございません。比較的、地震に対しては強いということが言えます。また、高次の都市機能が集積する市の中心部、これも津波の浸水被害の想定がないということで、災害には強い街だと自負をしているところであります。

 また、中国地方と四国地方、近畿地方と九州地方を結ぶ交通の結節点でもあります。広域調整拠点として機能するなどの強みがあり、発災時において、迅速な支援体制の構築及び継続かつ事前防災も効率的に推進することが可能な都市だと思っております。

 ただ、全体として見ると、7月24日時点で岡山市を含めて45団体が手を挙げているということであります。我々としては優位性があると思っておりますんで、ぜひアピールして防災局の設置を岡山市でお願いをできればと思っております。

市長会見の様子

岡山市造山古墳ビジターセンターの機能拡充に向けた基本計画の方向性(案)について

 次に、造山古墳ビジターセンターの機能拡充に向けた基本計画、方向性ということであります。

 今年度、造山古墳ビジターセンターについて、古代吉備の魅力と価値を発信するための機能拡充に向けた基本計画の策定に取り組んでいますが、このたび方向性をまとめましたので、お示しをいたします。

 どうしようか一瞬迷ったんですけど、5世紀の初頭に造山古墳というのができています。それから、若干時がたって、今総社市にある作山古墳というのができています。これもつくりやま古墳といいますが。それで、5世紀の後半には両宮山古墳、これは赤磐市にありますが、できています。ちなみに、この造山古墳は今5世紀の初頭と申し上げましたけれども、初頭にできたって分かったのはまだ日が浅い。今までは、従来ずっと古墳の中で4番目の大きさだとか、登れる古墳としては最も大きい古墳だということを言われていましたけれども、この造山古墳は今言ったように5世紀の初頭っていうことが分かりました。5世紀の初頭にできた古墳として、これは350メーターあるんですね。それと同等のものっていうのは、大阪府の上石津ミサンザイ古墳しかないんです。

 古墳っていうのは、卑弥呼(百襲姫と同一人物じゃないかと言われていますけれども)が大体3世紀の半ばに亡くなっている。それが箸墓古墳っていうところにある。前方後円墳なんですけど、大体そのあたりから古墳ができている。となると、150年たっているんですよ。となると、古墳っていうものに、これは権威の象徴でもあるんで、どの程度の古墳を造っていくのかっていうのはある面事実上の決まりがある。そういった中で、この造山古墳が日本最大級のものっていうのが単に全国の中で4番目っていうのとは違うんではないかと。じゃあ、急遽5世紀の初頭に造山古墳が造られたのか。違うんですよ。先ほど言ったように、3世紀、4世紀、場合によっては2世紀にもこの地域に古墳が多く造られていた。これの最初が倉敷の楯築遺跡っていうところであります。ある説では、この楯築、特殊器台っていうのが有名なんですけど、これが先ほど言ったように箸墓古墳に多く見られるということで、このときにいた人間が大和のほうに相当数行って、一つの文化をつくっているっていうことを言っている雑誌といいますか本も結構ございます。その後、幾つもの大きな古墳ができています。例えば、3世紀の半ばにできた浦間茶臼山古墳、上道にあるんですけど、これが箸墓古墳のちょうど2分の1という大きさで、これも意味があるんではないかと。4世紀になると、金蔵山古墳だとかが出てきてます。今、発掘している小盛山古墳とかも4世紀であるわけです。どんな出土品が出てくるか楽しみになっているわけですが、こういった大きなものっていうのは、この3世紀、4世紀っていうのは大和以外では吉備だけなんです。5世紀にほぼ同じ大きさのものができてきたということで、この吉備っていうのは、他のエリアとは違う力を持っていたんではないかということも考えられるということで、我々は今新たな倭国論っていって、この時代、吉備と大和が一緒になって倭の国を治めていたっていうような話をしているところであります。

 この辺りの古墳から出てくる出土品って全部新羅系なんです。大和から出てくるのは百済系なんです。そういう面でも、当時外交が統一されていることではないというものの、一つの大きな力を示している。

 また、記者の中で造山古墳に行ったことある人は手を挙げていただけます。少ないですね。ありがとうございます。あそこにある石棺っていうか、あれは阿蘇の溶岩でできた石なんですよ。

 陪塚の千足古墳へ行ったことのあの人は手を挙げていただけます。誰もいない。担当者さん、いないか。何とかしなきゃいかんね。

 千足古墳っていうのは、家族だとか重臣だとかが入っただろうという古墳があるんですけど、それの石障っていうか、つい立てみたいなのは天草の石なんですよ。讃岐の石もある。あの頃は売買してませんから、貢ぎ物としか考えられない。じゃあ、なぜ貢ぎ物をこの吉備にする必要があったのか。古事記とか日本書紀を見ると、吉備から九州、四国、北陸、東海など広域へ豪族を派遣していたということもうかがえれるんで、そういう対価としての貢ぎ物だったんではないかなというように思います。

 吉備っていうのは、有力豪族で成り立っている吉備五族っていうんです。これは上道、三野の浄水場のところの三野氏で、字が違いますけども朝鮮半島で非常に倭の国の影響が強かった伽耶っていうことで加夜氏で、下道、笠臣氏、この五族から成り立ってます。その中で、最も勢力のあった豪族が吉備の代表となりました。力のあるところに動いていくんです、古墳っていうのは当然権力者ですから、その権力者が動いていくということで、古墳もこういうふうに動いていくということになるんですね。

 今みたいな考え方は大分整理されてきています。本当に惜しい方を亡くしたっていう、松木武彦さんっていう方がいるんですけど、その方などは今の話を本に書いております。ぜひお読みいただければと思いますが、また今年の7月号の歴史人というような総合雑誌にも同じような記述が出ているところでもあります。

 我々として、この造山古墳、今言ったように全国で最大級であるとともに、秦の始皇帝陵の一辺の長さと同じなんですね。なぜ、古代吉備が大和王権の大王墓と同等の大きさのものが築けたのか。これは、解いていけば岡山市民への大きな誇りになると、また吉備エリアへの来訪者を増やすことになるというように考えております。

 造山ビジターセンターは現在ありますけれども、出土品の展示はできません。発信の機能っていうのは十分でない点が課題ということで、この機能拡充を目指し、検討を進めてきたわけであります。

 基本計画の方向性ですが、古代吉備の歴史を体系的に学び、その魅力を体感してもらうとともに、歴史的価値を研究する情報発信や研究の場としての機能を拡充するということで、3つの面をポイントに挙げています。

 1つ目は、出土品などの展示により古代吉備の歴史的な価値を発信する。

 それから、ポイントの一つは、岡山市だけのものは扱わないということです。先ほど言ったように、吉備は五族であります。五族っていうのは、岡山市だけでなく、倉敷、総社、そして赤磐を含むわけで、この3市と協力しながら、吉備を象徴するような、そういう施設にし、出土品なども展示することとしております。

 次、お願いします。

 これは体験コーナーですが、体験コーナーやシアターなどによって古代吉備の魅力を体感できる。

 3点目、古代吉備の学術的な価値を研究し、出土品などを保管する機能。

 以上3点が機能を拡充する点であります。

 岡山市では、今、文化財の担当者、観光局に併任をかけています。文化財と観光の融合という点を整理しているところでありまして、今回の機能拡充も観光政策を推進しようという意味もございます。その一環としてやらせていただいております。

 検討に当たっては、磯田先生をはじめ、専門家からご意見をいただいており、今後も協力をお願いしていきたいと思います。

 スケジュールですが、引き続き事業手法などの検討を進めますが、今後実施するパブリックコメントの意見も踏まえ、年内を目途に基本計画を策定したいと思います。

市長記者会見の様子

新庁舎のテラス開放と見学ツアーの実施について

 新庁舎のテラス開放と見学ツアーの実施であります。

 7月11日、12日に開催した新庁舎市民見学会が大変好評でありました。私のほうにも、申請はしたが当たらなかったという方が非常に多くおられました。したがって、8月24日以降の市役所開庁時間内は、新庁舎の1階及び移転が完了した階に加え、5階屋上テラスと15階展望テラスを一般開放することといたしました。また、全面開庁日である11月24日以降の市役所開庁時間内に、職員が案内する形での新庁舎見学ツアーを実施する方向で検討しております。その際は、議場も見ていただこうと思っております。実施時期など、詳細については決まり次第、広報にてお知らせをいたしたいと思います。

市長記者会見の様子

質疑応答

  • 記者
     先ほどの造山古墳のビジターセンターの関係で、1点お聞きしたいんですけど、造山古墳は先ほど言ったようにすごく価値があるものだというのはよく言われますけど、一方で知名度のほうに課題があるのかなと思っており、その点で、発信の上で改めて機能拡充していく上での意義というか、期待みたいなもの……。

  • 市長
     もう記者さんのおっしゃるとおりですね。私は、もうちょっと手が挙がると思いましたね。報道機関の皆さん方が造山古墳へ行かれた方が3人しかいない。また、千足古墳は誰もいないっていうのは寂しい限りでありました。
     ただ、もちろん古代史ファンの方が多いんでしょうけど、10万人にも達していますし、できてから、それなりに多くの方は来られてるかなと。ただ、パネルがあって、若干の映像はあるんですけど、そもそもの目的がボランティアの皆さん方の拠点っていうところの位置づけだったんで、発信機能としては弱いのは間違いないと思います。
     プロたちの話を聞くと、本物がない、見れないところはやっぱり駄目だぞっていうのが一つと、それからやっぱりストーリーですね。楯築から両宮山までの流れの中で、何で吉備がこういうふうに変化していったのかということをうまく表現をしないといけないと。じゃあ、何で5世紀の初頭、造山古墳が、造山ができたんだろうと。これは、朝鮮半島での高句麗好太王の碑ってのが414年なんですけど、4世紀末の倭との戦いぶりなどが好太王の碑には出てるんですが、年代を見てみると、朝鮮半島との戦いとかそういったものが一つ挙げられるのかなというのがあります。
     楯築から纒向に行く過程、そしてその間でもそれなりの勢力は誇り、浦間茶臼山、金蔵山が出るとともに、吉備の女性が多く(その頃は天皇と言ってませんでしたけど)、スメラミコトと結婚している様子なども出てきて、5世紀の頭には今言ったような話になっている。そういった大きな流れを示していくっていうことが重要なのかなっていうように思ってます。
     発信が足らないのはおっしゃるとおりでありまして、今日の場もこの発信の一つにさせていただきたいと思います。

  • 記者
     今の話に関連してなんですけども、今回意見を出されている方に磯田さんも入ってますけども、宇喜多のコメントなんかで結構分かりやすいコメントをバンと出された人で、今回は磯田さんはどんなふうに見られているというか、コメント出されているか、伺えますでしょうか。

  • 市長
     磯田先生って、御野小学校出身なんですよ。小学校と隣接しているところに神宮寺山古墳ってあって、そこにいつも、発掘はできないかもしれませんけどよく行ってると。ちなみに、私も小学校のときに古墳巡りをしてたっていうところがあるんですけど、それは関係ない。そういう面で、古代史が非常にお好きな方なんです。もちろん歴史全般がお好きで、宇喜多直家、秀家の関係も分かりやすく世の中に問うていただいてますが、古代史がすごく好きな方であります。そういう面では、これからも古代史も大きく扱っていただけるんじゃないかなと思っているところでありますが、そのほかも何人も、例えば松本直子さんってあるでしょ。松木武彦さんって、先ほど申し上げましたけれども、国立民俗博物館の教授をやって亡くなったんですけど、その奥さんなんですよ。もともと松木さんっていうのも岡山大学にいて、吉備の古墳というか、古代をずっと研究された方であります。そういったものを跡を継いでいただきながらやっておられますし、亀田さんっていうのは渡来人の大家なんです。そういったいろんな側面から物を見ていただいて、学術的な担保を取りながら、観光施策もできればというように思ってます。

  • 記者
     ここで書いていただいてる大和王権と並ぶような存在だったとする説、大和王権と並ぶ勢力だったって説ってのはまだ定説に至ってるわけではもちろんなくて、これからそういうこともあり得るってふうに発信していかれる段階なんかなと思うんですけど、それについては蓋然性でいうとあれですけど、妥当性という点では磯田先生なんかはどんなふうに言われてますかね。

  • 市長
     直接、磯田さんとやった担当者さん、こっちへ来て。

  • 記者
     何かその辺分かりやすくもし発信してくださったら……。
    なかなかちょっとほかの方が関心を持ちにくいところというか。

  • 担当者
     交代説明させていただきます。実は、市長と私と磯田さんでシンポジウムをしたことがございまして、その際に磯田さんも最初は吉備をこれほどクローズアップするというのは抵抗をお示しになったんですけれども、市長が今までのように順序立ててご説明されたのを聞かれて、なるほど、吉備というのは確かに普通の豪族とは違うんだと。もしかしたら、二頭政治、2人が、大和と吉備が並び立って倭国というものを運営していた可能性があるんじゃないかなというふうなことをこのシンポジウムの後に申されました。なので、今はそのように思っていると考えております。

  • 記者
     だから、以下の方に意見をいただいていますってとこ、その辺の具体的なところはまだこれからっていうことなんですね。
     あともう一件だけなんですけど、これは計画自体年内を目途にということなんですけども、実際にこういった機能拡充はどのくらいのスパンで今のところ考えられてますでしょうか。

  • 市長
     今、それは整理をしているところで、年内の基本計画の中でスケジュールまた事業費なども明らかにしていきたいと思います。
     今のに関連すると、大和政権ってよく使いますよね。大和政権って使うときに、片仮名のヤマトっていう場合と、よく使う漢字の大和って使う場合があって、私が中学の教科書を今回もまた再度チェックしてみたんですけど、漢字の大和になってるんですね。テレビ、報道でもいろいろありますけど、そこは結構皆さん片仮名のヤマトにしていただいてるのが多いんですけど、どうしても漢字の大和っていうと今の大和地方になってる。私は、それはおかしいんじゃないかと言って、今、教科書も直していただきたいという思いでやっております。

  • 記者
     熊本地震でも話題に上がりましたが、体育館のエアコン設置について、岡山県、岡山市はほかの都道府県に比べると設置率が低いなというふうに感じたのですが、今回のこの地震を受けて設置を急ぐなどの意向などありましたら、教えていただきたいです。

  • 市長
     実は、来年の夏までには中学校の体育館全て空調設備はつけようと思ってます。それは、もちろん避難所として使えるっていう意味もありますが、放課後に部活で結構使っていくというんで、熱中症で倒れる方なんかもいたりしました。それは何とかしなきゃいかんということで、来年はたしか中学校の数が37だったと思いますが、そこには全て設置するようにします。そのほかの、ポイントは一つの小学校なんでしょうけれども、小学校については、今回の熊本の地震もございます。あとは、財源のことなども考えながら、来年度の予算になるのかどうか分かりませんが、それまでに向けて検討していきたいと思います。

  • 記者
     先ほどの質問に加えてですが、中学校37校全部、来年度中に空調設備をということですが、スポットクーラー的なものなんでしょうか、それとももう大々的な空調設備というのが……。

  • 市長
     37は本格的な空調ということであります。スポットクーラー等々については、例えば学校の調理室とかそういったことで、あまりに暑いっていう声もあって、つけるようにはしとりますけれども、小・中学校の体育館にはスポットクーラーは全てあります。だから、中学校は本格的な空調を来年の6月ぐらいまでに、小学校の方の空調をどうするかは今後の検討ということであります。コストパフォーマンスですよね。それらは市民の税金を使わせていただくわけですから、きちっと整理をしてやっていきたいと思います。

  • 記者
     先週金曜日に岡山県市長会がありまして、その絡みで、市長会の要望として、岡山県経済について、県民所得が44位から43位に変わったところがあるんですけども、そのあたり、市長会として求める部分というのはあるんでしょうけれども、市長の課題の辺りをお聞きできますでしょうか。

  • 市長
     実は、これ、私が提案させてもらったんです。
     じゃあ、なぜ提案をしたかっていうところが一つのポイントなんですが、報道で県民所得が47都道府県中44位っていうことがありました。岡山市の経済指標って、どれを見てもいいんですね。県民所得に対応する市民所得っていうのも、政令市の中で4番目であります。日本を代表する都市の中では、よく頑張ってるんではないかなと自負はしてるんですが。岡山市の経済が動いてる。当然ながら、波及効果が周辺の市町村にもある。そういう中で、県全体で44位っていうのは一体どういうことなんだろうという思いで、この経済についてやっぱりもう少し勉強したほうがいいんではないかということで、市長会で提案をしたということなんですね、まず第一。
     各市長さんの現状っていいますか、足元の経済環境に対してどう思ってるか、ないしはこれからどう対応しようとしてるのかって意見を全市から聞いたんですよ。聞いてみると、各市、この経済環境に関しては相当の危機感を持っている。特に人口の少ない市町村は、自分たちだけで施策を講じても、そりゃあなかなかうまくいかないっていう思いがペーパーからにじみ出ています。もしよろしければ、それはオープンの資料でありますんで、政策企画課に行って取っていただければと思います。それらをまとめて、私なりに大きく2つに整理しました。
     一つは公的投資の低さ、県のですね。普通建設事業費を見てみると、この10年間、ほとんどが47都道府県中40位前後であります。それから、市町村に対する補助費も見てみました。これは、多く市町村補助がなされると、当然ながら市町村での投資が増えていきますからね。やってみると、これもやっぱり40位、ある時は45位っていう数字も出てきてる。一方で県の財政を見ると、相当数、改善をされている。にもかかわらず、緊縮財政を続けている。ここに一つの問題点があるんではないか。
     2つ目の問題点は、産業政策そのものなんですが、企業立地を県はどうしてるかっていうのを見てみると、市が発掘した案件に県が追随するという受け身の構えになっている。県が主体的に動いて、県内の均衡を図っていく必要があるだろうということになりました。ただ、産業政策は非常にきめ細かい部分がありますんで、私としては、市と県合同でプロジェクトチームをつくってはどうかっていう提案をしたところであります。
     若干の修文がありますんで、修文した上で市長会の決定として、どちらかというと、これは今言ったように岡山市自身はスタッフが非常にしっかりしてますから、企業立地も相当数動いてますんで、私どもが動くよりも若干人口が少ない市町村、スタッフが少ない市町村、そういったところが中心で動いたほうがいいんではないかと思っており、会議の議長であった笠岡の栗尾市長に対応についてお任せをさせていただきました。
     でも、やっぱり経済を浮揚するっていうのは、とてつもなく重要なことだろうと思っておりますんで、ぜひ県も一体となって対応していただければと思います。 

  • 記者
     すいません、あともう一点、その中でもあったんですけども、岡山空港の拡張を、いま県の方も検討してると思うんですけども、多分、岡山市に立地している以上、岡山市にとっても非常に大きな意味があるのかなと思うんですけれども、市としての見解を教えてください。

  • 市長
     こちらは直接我々、県に意見を言わせていただいてるところなんですが、今、記者さんが話をされたように、岡山空港っていうのは岡山県内にとって空の玄関口であります。特に岡山市は、岡山市の中に空港があるわけでありまして、この活性化っていうのか、利便性が高まり、多くの人が集まるようになるっていうのは、我々にとっても非常に重要なことなんですね。私、そういう基礎自治体と県が本当に相談しながら、一緒の方向で歩んでいくっていうことが重要だろうと思っております。
     そういう中で、我々に全く説明がないっていうのもあるんですが、公の文書の中に地元市町村の意見はないっていうふうに書かれて、それが動き出して、これは私もちょっと、それはどうかなと言わざるを得ないんですが、市長会では倉敷市長も同じようなことをおっしゃっておりました。
     やはりこれは岡山市だけじゃなくて、県北だってインバウンドをどんどん受け入れたいという思いを抱いてる方もおられたわけでありまして、非常に私は重要なプロジェクトだと思います。
     したがって、本当に相談、お互いが話し合って、いい方向に持っていきたいというように思っているところであり、今、我々の文書を出して、17日までに回答をお願いしたいというように思いました。
     実は我々もよく分からない、議論できてないから。ただ、1つだけ言えるのは、空港をより利用してもらうために、コンセッション方式っていうのを取ってるところって多いんです。県の文書を見ると、比較的小規模って言うかな、だからコンセッションはなじまないっていうのが確か書かれてたと思うんですが、令和7年度の利用者数は、岡山空港の場合、147万人なんです。ちなみに、コンセッション方式を導入して結構利用者数を上げている南紀白浜空港は、利用者数24万人。それだけの差があるから、確実にコンセッションができるとは言いません。だけど、何でそれを使って、より利用者を増に持っていけないんだろうかっていう疑問はあるところであります。
     その他も、この空港問題から様々な意見が我々の耳に入ってくることがあります。例えば需要増の想定がいいんだろうかとか、事業費がこれで大丈夫なんだろうかとか、逆にちょっと多過ぎるんではないかというような意見もあったりします。そこは、我々よく分からない。
     ぜひ、一緒になって岡山をよくしていく、そういうふうに対応していただければありがたいなというように思ってるところであります。

  • 記者
     案件外で恐縮なんですけれども、先日、都市公園事業の負担金について県から市に負担を求めるように通知があったかと思います。それについて改めてお考え、受け止めを教えていただけますでしょうか。

  • 市長
     いろいろありますが、1つだけ今日の場では申し上げたいと思いますが、実は前の前の副市長に竹中がいました。県も前の前の副知事に小谷がいたんです。負担金の問題が相当ヒートアップしてるんで、何とか一定の合意をつけて処理をしようじゃないかと。総務省の財政局も事実上、入っていただいたものでありますけれども、その合意は私と知事の名前と印鑑が押されているものであります。その内容は、お互いが合意をして、今後はその合意の内容に応じて岡山市は県に支払っていくという内容でありました。
     そういうことで、お互いが合意をしたんで、私はその合意に基づいていくだろうと思ってたんですが、県の方からは支払いの通知がなされて、また遅れた場合の金利も取るというような話もなされました。
     ここは報道機関の皆さん方が、知事会見で、合意があったんじゃないんですかっていう質問があったんですけれども、あの合意は市の顔を立ててさしあげたというものであるというコメントがなされた。
     私も随分中に入ってこの合意を取り付けたんですが、顔を立てて差し上げたもので、守らなくてもいいということを言われたんでは、それはないんじゃないかな。それも思ってます。そのほかも、法律上の話もありますし、運用上の問題も幾つもあります。
     そこは、できれば話をしていただいて、一定の合意に達すれば、合意に達してもそれを守らないと言われりゃ、もうどうしようもないんですけれども、ぜひ守っていただきたいなというように思います。これについても一度もお話ができてないんです。
     そういう話は市長会でもよくあるんですけど、皆さんなかなか知事とお話ができないっていうところにもどかしさを感じている人も少なくはありません。大きな問題があったときは、お互いに胸襟を開いて話をし、どこで収めていくか。収めるって何なのかっていうと、我々は市民、県民のために公の職にいるわけであります。市民、県民にとって何が一番いいのか、ぜひ議論をさせていただきたいと思ってます。

  • 記者
     では、話合いの場が設けられてはじめて払うかどうかというところを検討したいというところでしょうか。

  • 市長
     今は、そうですね。これから話ができれば、その話の内容によって対応をしていくということになると思います。

  • 記者
     今の質問に重複するんですけども、今後、市としてどういうふうに県と向き合っていきたいかというところをお伺いしたいんですけれども、今、合意について認識のずれがあるっていう中で、県とはどういうふうに協議していきたいか、協議を市として求めていきたいか、教えてください。

  • 市長
     実のところ、私もどうしていいかよく分からない。この負担金は、建設事業に関して、都市公園5割、自動的に市に払ってくださいというものですね。知事さんは、条例制定のときに市は了解したではないかっていうのを、それこそ読売新聞に大きく載ってましたけども、我々そういう資料って全くないんで、県にあるんなら見せてくださいと言ったんですけど、それ以来、何にも出てきていません。
     これは、うちの市議会のほうも相当問題視しています。これからどう運んでいくのかっていうのは、もう数年前からずっと大きな問題として横たわってるんで、私ももうこれだっていう結論を決めているというのはないんです。
     ただ、今のように県が決めて5割払う、そんなとこ47都道府県どこにもないんです。だから、先ほど法律論の話もありましたけど、運用論でもないんです。どうすればいいのか模索をしていきますが、これは県議会の皆さん方にも私はご理解をいただかないといけないかなとも思ってます。
     どちらにしても、県議会の了解がないと、県としても我々に支払いなさいという命令はできないわけでありますから、様々なところと話をしながら、どこで落としていくのか、その視点っていうのは、先ほど記者の方にお話ししましたけど、我々にとって重要なのっていうのは、市民、県民にとって何が一番いいのかということだと思うんです。それらを踏まえて、どうしていくのかっていうのは決めていきたいと思います。
     ごめんなさい。きちんとした答えになってないですけどね。

  • 記者
     もう一点、エアコンの話でちょっと戻るんですけど、このタイミングで37校の設置を決めたきっかけっていうのを改めて教えてもらってもいいですか。

  • 市長
     決めたのは去年。令和8年度の予算ではもう計上している。したがって、昨年の予算期である昨年の年末から令和8年の年初にかけて、もう決断をしてる。
     その理由は、先ほどの避難所になり得るってのも一つあります。それから、もう一つの要素として、中学生の場合、部活をやっていきます。夏の部活っていうのは猛烈に暑いということで、それはエアコンも必要だろうという判断をして、中学校と小学校、少し差別化をさせていただいたのは事実です。
     そういう面では、小学校は部活がないからといってエアコンなしで果たしていいのかっていうのはありますから、それはこれから担当とも十分相談しながら、大きな問題としては財源の問題がありますんで、それらを考えながらやっていきたいと思います。
市長記者会見の様子

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