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ESD岡山アワード2017受賞団体のESD活動紹介

[2017年12月20日]

ID:40979

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「ESD岡山アワード2017」を受賞した団体のESD活動を紹介します。
2017年10月21日(土曜)に開催された「ESDフォーラム/ESDアワード2017」の様子はこちらをご覧ください。


岡山地域賞

岡山地域賞とは、地域コミュニティにおけるESDの事業のうち、岡山県内のモデルとなり、ESDの普及に貢献することが期待される優良事例を表彰するものです。
2017年度は、県内から14件の応募があり、Web投票、予備選考、公開プレゼンテーションをふまえた審査会を経て、2つの事業が受賞しました。


受賞団体

  

事業名
グローバル人材の育成&ESD思想の普及と定着

  

団体名
特定非営利活動法人こくさいこどもフォーラム岡山

国際塾入塾式
国際塾

グローバル化が進み、国際社会で活躍できる人材の育成が課題となっている昨今。特定非営利活動法人こくさいこどもフォーラム岡山は、学校ではなかなか教えてもらう機会のない国内外の重要なテーマについて、中学生・高校生に学びの場を提供することで、グローバル人材を育成しています。
「国際塾」には、毎年30名程度の生徒が参加。歴史・文化・宗教など、さまざまなテーマの講座を年11回受講することで、グローバル人材への第一歩を踏み出しています。他にも、懸賞論文の募集やESDについて学ぶ「ESD café」、高校生自らが運営する「グローバルゼミ」等、多彩な事業を展開。岡山から世界に羽ばたく人材の育成に寄与しています。

詳しくは、「ESD岡山アワード2017 岡山地域賞受賞事業」特定非営利活動法人こくさいこどもフォーラム岡山の活動紹介をご覧ください。

▲こくさいこどもフォーラム岡山のプレゼンテーション(動画)

  

事業名
TERAKOYA Project (岡山とネパールを繋ぐ環境問題啓発・学習支援・女性の収入向上のためのプロジェクト)

  

団体名
ダフェプロジェクト

TERAKOYA学習塾
緑筆ワークショップ

ネパールには、貧困や被災等さまざまな理由で学校に通えない子どもたちがいます。子どもたちに平等な学習の機会を与え、未来のリーダーを育てていくため、ダフェプロジェクトは2015年、地域の学習補助教室「TERAKOYA学習塾」への支援をスタートしました。困難な環境にあるたくさんの子どもたちが、「TERAKOYA学習塾」のおかげで読み書きを習得することができました。
また、学習支援プロジェクトの運営をより持続可能なものにしていくために、再生新聞紙で作った鉛筆の販売や鉛筆作りワークショップにより資金調達を行う「縁筆プロジェクト」、ネパールの女性たちに縫製技術を教えることで経済的自立を促す「TERAKOYA縫製訓練教室」など、さまざまな事業を展開。
日本とネパールの架け橋となり、ネパールに暮らす人々の自立した生活を実現すべく、日々活動しています。

詳しくは、「ESD岡山アワード2017 岡山地域賞受賞事業」ダフェプロジェクトの活動紹介をご覧ください。

▲ダフェプロジェクトのプレゼンテーション(動画)

グローバル賞

グローバル賞は、地域コミュニティにおけるESDの事業のうち、世界のモデルとなり、ESDの普及に貢献することが期待される優良事例を表彰します。
2017年度は、29か国から44件の応募があり、予備選考、Web投票、審査会を経て、2つの事業が受賞しました。


受賞団体

  

事業名
地域コミュニティの社会・経済的発展に向けた統合的な伝統芸能の保存

  

団体名
デウィ・フォルトゥナ・コミュニティ学習センター(CLC)【インドネシア】

デウィ・フォルトゥナ・コミュニティ学習センター(CLC)1
デウィ・フォルトゥナ・コミュニティ学習センター(CLC)2

遺跡群を有するインドネシアの文化都市クラテンでは、グローバル化の負の影響、金融危機等により伝統文化が衰退しつつあります。
デウィ・フォルトゥナ・コミュニティ学習センターは、伝統芸能を学ぶ機会を提供することで、文化を消滅の危機から救う活動を行っています。
2006年には、大地震の被害による心の傷を癒すため、ワヤン・クリ(人形を用いた伝統的な影絵芝居)を32か所で無料上演し、クラテンのCLCアワードを受賞しました。
今後は地域コミュニティの経済・社会・文化的な発展を目指し、伝統芸能の保存に、識字教育、技術訓練、起業促進などを取り入れた教育を行っていく方針です。

▲デウィ・フォルトゥナ・コミュニティ学習センターのプレゼンテーション(動画)

  

事業名
ケララ子ども農業科学会議(KBKSC)

  

団体名
RCEティルヴァナンタプラム【インド】

RCEティルヴァナンタプラム1
RCEティルヴァナンタプラム2

急速に消費主義的経済が広まったインドのケララ州では、子どもたちが農業に対する関心を失っていることが問題となっていました。
ケララ州の豊かな農業の伝統を守り、安定的に食糧を生産していくため、ケララ子ども農業科学会議(KBKSC)の活動が始まりました。
農家と学校が協力し、現代的および伝統的な農業を学ぶ機会を設けることで、現在では高齢者と子どもたちが、ともに未来のために食糧を作るようになっています。
最近では、「オーガニックなケララ、健康なケララ」をテーマに、安全安心な食糧作りに励んでいます。

▲RCEティルヴァナンタプラムのプレゼンテーション(動画)

きじいぬさる

すばらしい取組をモデルに、みんなでESDの輪を広げていこう!