ボランティアを募集してみたいと考えていらっしゃる団体のみなさま!
「ボランティアを募集してみたいけれど、どうしたら良いのかわからない…」とお困りではないでしょうか?このコーナーでは、ボランティア募集・受け入れの基本的な流れや準備事項ポイントを紹介することで、皆さまの「ボランティア受け入れ」を応援します!
「ボランティア」が皆さまにとってより有意義な体験となるよう、ぜひお役立てくださいね。
ボランティアとは、「自主性(自発性)」「無償性」「社会性」「先駆性・創造性」の4つの理念のもとに、「自らの意思で、他人や社会のために行う非営利の活動」。つまり、「誰かの役に立ちたい!」という意思によって成り立っているのがボランティア活動です。
「お客さん」ではないし、単なる「労働力」でもない。自分の意思で活動してくれるボランティアは、「対等な仲間」です。お互いに意見を言い、高め合える関係になることができれば素敵ですよね。
ボランティアの基本については、「For ボランティアビギナーその1(ボランティアの理念とポイント)別ウィンドウで開く」も参考にご覧ください。
ここからは、具体的なボランティア受け入れの流れを紹介していくよ!
「ボランティアの役割」、「受け入れの目的」、「ボランティア活動の魅力」、「ニーズ」からプログラムを構築するイメージ
最初のステップは、何の為にボランティアを受け入れるのか、組織の中できちんと確認すること。スタッフやアルバイトとは違う、「ボランティア」の役割をはっきりさせ、ボランティア受け入れを通して目指すことをはっきりさせておきましょう。
役割が決まっていないと、当日ボランティア参加者が何をすればよいかわからない、というトラブルも起こりがち。何をお手伝いして欲しいか、具体的に考えておくのがポイントです。
参加者の意思によって成り立っているボランティアだからこそ、活動の「魅力」をしっかり確認しておくことが大切です。例えば、「子どもたちと楽しく交流できる」「福祉関係の知識や技術を磨くことができる」「動植物にふれて癒される」などなど、活動内容によってメリットはさまざま。有意義なボランティア体験をしてもらえるよう、活動を通して何が得られるのか、事前に確認をしておきましょう。
スタッフのニーズ、利用者のニーズ、ボランティア参加者のニーズ。そのどれかに偏るのではなく、そのニーズが重なった部分にプログラムを構築するようにしましょう。
施設のスタッフ、利用者、ボランティア参加希望者のニーズの例
・施設のスタッフ「施設利用者さんの個別ニーズにもっと丁寧に答えたい」
・施設の利用者「施設の中で将棋が楽しめたらいいのに」
・ボランティア参加希望者「趣味の将棋で誰かの役に立ちたい」
ニーズとは、例えば上記のようなもの。上手く合致するプログラムが組めれば、ボランティア参加者も施設利用者も楽しめる、素敵な活動にすることができますね。
活動プログラムの以下の項目についてにまとめておくと便利!言葉にしてまとめることで考えを整理できるだけでなく、次のステップ「募集」にも役に立つよ。
ボランティア募集には、特別なルールがあるわけではありません。次のような方法を活用して、どんどん告知をしていきましょう。
プログラムを整理しておくと、募集情報の掲載やチラシの作成もスムーズですね。すでにボランティアに来ていただいている方がいる場合、その方に新たな参加者を紹介していただくのも有効な方法です。
「つながる協働ひろば」からも、ボランティア募集を呼びかけることができるよ。
「サイトへの情報掲載」ページの規約を確認し、「ボランティア募集情報掲載申請フォーム」に必要事項を記入してね。「ボランティア募集」として掲載するよ。他にも、「ゆうあいセンター」ウェブサイトにも募集ページがあるよ。
組織内は「他のスタッフと情報共有」「必要書類の作成」を行う。参加者は「面談、書類への記入」「必要に応じて研修」を行う。
当日を迎える前の大切な準備として、組織の中でボランティアに関する情報を共有することが挙げられます。ボランティアが到着された際、現場に入る際、担当スタッフ以外の方が指示をする機会も多々あるはず。ボランティア参加者やプログラムについて、組織の中できちんと情報共有ができていれば、気持ちよく迎え入れることができますね。
双方のコミュニケーションツールとして、ボランティア登録用紙を書いてもらうことも大切です。用紙の内容としては、
など、確実に連絡を取るための基本情報からニーズまで大まかに把握できるものが理想です。決まったフォーマットを一度用意しておくと便利ですね。その他にも、ボランティア当日の流れを説明する資料、必要なら誓約書などを準備しておきましょう。
可能な限り、顔を合わせて面談・オリエンテーションをしておくことが大切です。
面談時に一式お渡しして、必要書類は記入してもらうという流れができればスムーズですね。事前にしっかりコミュニケーションを取っておくことで、お互いに安心して当日を迎えることができます。ボランティアが専門的な内容の場合は、加えて事前に研修を設けることもあります。
「無償」が基本のボランティアだけれど、交通費や昼食などをどうするかは、受け入れ側で判断できるよ。認識のずれが生じやすい部分でもあるので、事前に双方で合意を取っておくのがおすすめ!
いよいよ当日。不安があると良い活動ができないので、あたたかく迎えることが大切です。最初に、スタッフや利用者に紹介して、活動しやすい・質問しやすい雰囲気を作りましょう。スタート時、終了時はもちろん、休憩の際など必要に応じて声かけをすることも大切です。
ボランティアは自らの意思。その意思を持続させるためには、ボランティアを当たり前と思わず、毎回感謝の気持ちを伝えることが重要です。その際、ただ「ありがとう」というのではなく、「○○をしてくれたおかげで■■になって助かりました」と具体的に言うと、フィードバックになって次回からの活動にも活かしていただけますよ。
継続して活動を続けていただくために、振り返りや交流の機会を持ったり、カードを送ったりして、モチベーションを上げるための支援を行う組織も。お互いに楽しく活動できる関係が、長く続くと良いね。
ボランティア受け入れに関するご相談は、下記の窓口で受け付けています。担当職員が丁寧に対応しますので、安心してお越しください。電話やメールによる相談も受け付けています。
ボランティアさんが来てくれると、新しい出会いがあり、新しいアイディアが出るので楽しいですよ!難しく考えず、まずは一歩踏み出してみませんか?お気軽にご相談ください。
貴重な時間を割いてくれているボランティアさんに感謝の気持ちを忘れず、コミュニケーションをしっかり取れば、きっと良い活動になりますよ。ボランティアさんの紹介もできるので、ぜひ相談してくださいね。