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風しんについて

[2018年9月6日]

ID:8505

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風しんとは

風しんとは、風しんウイルスを原因とし、発熱や発疹、リンパ節の腫れを主症状とする感染症です。
風しんに免疫がない妊婦が妊娠初期に風しんウイルスに感染すると、赤ちゃんに先天性風疹症候群(CRS)という重篤な合併症が生じる可能性が高くなります。

症状

14日~21日の潜伏期間の後、発疹・リンパ節腫脹・発熱がみられます。また、感染しても症状が出ない不顕性感染(15~30%)もあります。
特に成人で発症した場合には、高熱や発疹が長く続くなど、小児より重症化することがあります。また、合併症で脳炎や血小板減少性紫斑病などがあり、入院加療をすることもあるので、決して軽視はできない疾患です。
先天性風しん症候群(CRS)では、先天性心疾患、難聴、白内障が特徴的な症状で、そのほかにも網膜症、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞などをおこすこともあります。

感染経路

風しんウイルスの感染経路は、患者の咳やくしゃみなどによる飛沫感染と、ウイルスが付着した手で目や口などに触れることで感染する接触感染があります。
潜伏期間は14日~21日と長く、周囲に感染させる期間は発疹が出る1週間前後と言われています。

予防

最も有効なのは予防接種を受けることです。
先天性風しん症候群を防ぐためには、妊娠の可能性がある女性だけではなく、そのパートナーのワクチン接種が大切です。

  1. 過去に風しんに罹っていない
  2. 予防接種を受けたことがない人((昭和54年4月1日以前に生まれた男性のワクチン接種機会は0回です)

は、予防接種を受けるようにしましょう。

国内での発生状況

平成30年8月末現在、首都圏(東京・千葉・埼玉・神奈川)で30歳~50歳代の男性中心に風しんが流行しています。昭和62年10月2日以前生まれの男性は、ワクチン未接種の人が多い年代です(昭和54年4月1日以前に生まれた男性のワクチン接種機会は0回です。)。
過去には、平成25年に全国的に風しんが流行し、この影響で先天性風しん症候群の届出が多くなりました。

医療機関のみなさまへ

風しん患者を診断後は、直ちに最寄りの保健所に届出いただくとともに、原則ウイルス遺伝子検査(PCR)を全例実施する等、感染拡大防止にご協力願います。臨床症状から風しんを疑った場合は、速やかに最寄りの保健所へご連絡ください。

風しん届出
風しん麻しん届出

お問い合わせ

保健福祉局保健所感染症対策課 感染症対策係

所在地: 〒700-8546 岡山市北区鹿田町一丁目1番1号 [所在地の地図]

電話: 086-803-1290 ファクス: 086-803-1713

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