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東岡山遺跡出土 初期伊万里焼の大皿

[2010年2月3日]

ID:5221

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収蔵品紹介 第67回

初期伊万里焼の大皿
  • 名称
    大皿(初期伊万里)
  • 出土遺跡
    東岡山遺跡
    岡山市中区下
  • 時期
    江戸時代初期

東岡山遺跡の発掘調査では、弥生時代前期~古墳時時代、室町時代、江戸時代の集落が重層的に確認されました。とりわけ、室町時代から江戸時代の集落は、現在の集落と続くものであり、その成立は今も周辺の水田を潤す山手川の開発を契機に始まったことも明らかになりました。今回紹介する初期伊万里焼の大皿は、17世紀前半とみられる墓から出土したものです。墓は当時の屋敷とみられる敷地内に作られていました。備前焼の大甕を棺に利用していました。大皿は、埋葬の際に割って、棺の掘り方に入れたものとみられます。17世紀前半では、まだ伊万里焼は一般に広く普及していませんでした。そして、大型の製品は焼成が難しく数も少ないため、今回出土した直径40cmを超える大皿は、当時の高級品だったと推測されます。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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