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東山遺跡の刻骨

[2010年2月3日]

ID:5140

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収蔵品紹介 第47回

東山遺跡の刻骨
  • 名称
    刻骨(こっこつ)
  • 出土遺跡
    東山遺跡
    岡山市北区川入
  • 時期
    弥生時代後期

刻骨とは、動物の骨や角に刻みをいれたものです。刻みの上から擦られた痕跡が認められることから、棒状のもので刻みの部分をこすって音をだした楽器であったと考えられます。ただし、民族例などから単なる楽器ではなく、宗教儀礼に用いられた祭祀具であったことも考えられます。東山遺跡出土の刻骨は、鹿の角の先端を尖らし、側面を面取りした上から刻みを施したものです。時期は弥生時代後期です。県下の刻骨には、古墳時代に属するものがあり、ある程度の時期幅のなかで使用されたものであったと考えられます。発掘調査によって出土する音色のでる道具には、琴、土笛、鈴などがあります。いずれも過去に失われた音を現代に蘇らせる重要な手がかりを私たちに与えてくれます。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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