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新道遺跡の陽刻軒丸瓦

[2010年2月3日]

ID:5132

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収蔵品紹介 第45回

新道遺跡の陽刻軒丸瓦
  • 名称
    陽刻軒丸瓦
  • 出土遺跡
    新道遺跡
    岡山市北区新道
  • 時期
    江戸時代

昭和20年(1945)6月29日の岡山大空襲とその後の都市開発により、岡山城の城下町は、その町割りさえも定かでない部分があります。岡山市新道にある清輝小学校周辺もその1つです。同小学校のプールおよび格技場新築にともなって発掘調査を行ったところ、東西方向の道路と道路に沿ったいくつかの屋敷地をみつけることができました。さらに、ある屋敷地からは「沢」の字を陽刻した軒丸瓦が多数出土しました。幕末の城下町の様相を詳しく描いた絵図をみますと、調査区と思われる位置に沢慶明という人の屋敷地がありました。しかもその屋敷地は東西方向の道路に面しており、発掘調査の状況とも一致します。沢さんの家の屋根には自分の名字を入れた軒瓦を使用していたものと思われます。そのおかげで、曖昧となってしまった城下町の町割りを復元するための手がかりをえることができたのです。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
開庁時間:月曜日から土曜日(ただし、祝祝日および年末年始の休日をのぞく。)
午前9時から午後4時30分まで
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