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造山第4号古墳の家形埴輪

[2010年2月3日]

ID:5064

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収蔵品紹介 第9回

造山第4号古墳の家形埴輪
  • 名称
    家形埴輪
  • 出土遺跡
    造山第4号古墳(つくりやまだい4ごうこふん)
    岡山市北区新庄下
  • 時期
    古墳時代中期 

造山第4号古墳は造山古墳の陪塚といわれる古墳のひとつで、現状は直径35mほどの円形の古墳です。この家形埴輪は農道の拡幅に伴って、周溝と考えられる溝状遺構から円筒埴輪、朝顔形埴輪、ほかの形象埴輪などとともに出土しました。
この家形埴輪は切妻造平入、桁行3間、梁間2間の構造で、最大高62.7cm、平側最大幅80.8cm、妻側最大幅55.0cmを測ります。大棟には棟覆の網代の表現があり、その上には堅魚木をのせています。柱などは平行沈線で表現されており、正面に入り口および窓の表現があります。入り口や窓は柱の表現を切って開けられており、建物の構造上柱を切る入り口や窓は考えがたいので、より大規模な建物をモデルにかなりディフォルメして造られたもののようです。
なお、第4号古墳は埴輪の出土した溝状遺構の位置や向き、周辺の地形などから、もとは墳長55m程度の前方後円墳、あるいは帆立貝形古墳だったようです。

このページに関するお問い合わせ先

岡山市埋蔵文化財センター

電話:086-270-5066 ファクス:086-270-5067
所在地:〒703-8284 岡山市中区網浜834-1[地図別ウィンドウで開く
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午前9時から午後4時30分まで
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